AXISギャラリー（港区六本木5）で10月27日、家電メーカーのカドー（千代田区）が空気清浄機と加湿器の新製品発表会を行った。

パーソナルユースの加湿器MH-C10U

　同社は2011年に創業、2012年には自社家電ブランド「cado」を立ち上げ、同ブランドから空気清浄機や加湿器を発売してきた。空気清浄機では、米国家電製品協会による空気清浄機の世界基準であるCADR（クリーンエア供給率）を、タバコ の煙・花粉・ほこりのすべての基準において世界最高値を獲得した初めての日本メーカーとなった。

　同発表会では、新たなラインアップとして、空気清浄機AP-C700SとAP-C700D、加湿器HM-C600S とMH-C10Uの計4モデルを発表。東芝や家電ブランド「amadana」でキャリアを積んだプロダクトデザイナーで、同社副社長の鈴木健さんがプロダクトコンセプトを説明。リチウムイオンバッテリーで動くパーソナルユースの新世代モバイル加湿器MH-C10Uや、パフューマリー・ケミスト（香り研究家）である蓬田勝之さんが率いる「バラの香り研究所」と共同開発したアロマトレー搭載の加湿器HM-C600Sなどについて説明した。

　25日から11月3日まで、東京では「東京デザイナーズウィーク」が開催されていることもあり、国内外の40メディア、60人以上が参加。デザイン性が高く、一見加湿器に見えないスタイルの製品を実際に手に取り、放出されるミストの香りなどを確かめるなどした。

　価格はAP-C700Dが9万9,800円、MH-C10Uが1万9,800円など。AGITO 六本木ヒルズ店やヨドバシカメラ各店などのほか、同社ホームページでも購入できる。