西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3842)で6月2日、「ta yu ta“檜”と“お風呂”の可能性 展」が始まった。
日本の伝統的な素材「ヒノキ」を扱う浴槽メーカーの檜創建(岐阜県)と、日本を代表するデザイナー・川上元美さん、最高級の水栓金具を扱うリラインス(港区)がコラボレーションし、お風呂の新しいスタイルや価値観を提案する同展。
川上さんがデザインしたO-Bathシリーズを中心に、ドイツの高級水栓金具ドンブラハ社、およびリラインス社のオリジナルアクセサリーを紹介する。「ヒノキに包まれる『フィトンチット』の効果を、身体いっぱいに受け止めて、木造りの風呂の持つ温もりや、優しい肌触りは、ほかの素材では得られない。『タガ』のないすっきりとした形状は、伝統に根差しながら、新鮮な革新性を物語る。ヒノキとハードウエア、そして香りの演出とのコラボの試み」と川上さん。
日本人にとって体を洗う場所だけでなく、日々の疲れを取り、心を癒やす場所として大切にされてきた入浴時間が、忙しく時間が取れないなど価値観が変貌しつつある。同展では「本来持っていた感性や五感へ訴え掛けるような入浴の新たな可能性を表現する」という。
開催時間は11時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。月曜定休。6月14日まで。