東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で、日本のグラフィックデザインの最前線を紹介する「日本のグラフィックデザイン2015」が開催されている。企画・運営は日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)。
JAGDAが毎年発行しているデザイン年鑑「Graphic Design in Japan 2015」(1万6,200円)の発行を記念して開催される同展。同年鑑は、応募された約2400点の中から、選考の末選ばれた約600作品を、図版や制作目的と共に紹介したもの。
同年鑑では選出にあたって、亀倉雄策賞、JAGDA賞、JAGDA新人賞の各賞も選出。今年は最上位賞にあたる「第17回亀倉雄策賞」には佐野研二郎さんの「デザインイベントの企画展出品ポスター『HOKUSAI_LINE』」を、各カテゴリーで「特に優れたグラフィックデザイン」に授与されるJAGDA賞には、葛西薫さん、長嶋りかこさん、菊地敦己さん、原研哉さん、植原亮輔さん、佐藤卓さんらを、JAGDA新人賞には白本由佳さん、田中良治さん、宮下良介さんをそれぞれ選出した。
同展では掲載作品の中からポスター、書籍、雑貨、ロゴ、映像など約300点を、各賞に選ばれた作品も含めて展示。亀倉雄策賞の佐野さんの作品は、「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」の「北斎漫画インスパイア展」に出品されたもので、葛飾北斎のドローイングをシンプルな線で表現した4枚組のポスター作品。
展示作品はポスターなどの平面作品に加え、雑貨、商品パッケージ、書籍、ウェブサイト、映像など約300点。
開催時間は11時~19時。入場無料。8月5日まで。