大丸ピーコック麻布十番店向かいの飲食店が集中するビル「パティオ麻布十番」1階に2月6日、高級チョコレート店「a la Reine Astrid(ア ラ レーヌ アストリッド)麻布十番店」(港区麻布十番2、TEL 03-5439-9605)がオープンした。
同店は1935年にパリで創業した高級チョコレートブランド「ア ラ レーヌ アストリッド」を取り扱うチョコレート専門店。ブランド名はヨーロッパ諸国で愛されたというベルギーのアストリッド王妃にちなむ。パリ本店のほか、これまでルーマニアなど東欧で出店してきたが、日本への出店は初となる。
パリ本店では50~60種類のチョコレートを取り扱うが、日本ではこのうちプラリネ、ガナッシュ、トリュフ、リカーショコラなど約30種類を取り扱う。商品例は、ウエハーチップの入ったプラリネをホワイトチョコレートでコーティングした「オートゥイユ」(270円)や、ドミニカ産カカオで作られたダークガナッシュをダークチョコレートで包み銀箔で装飾した「パレ アルジャン」(270円)、ダークチョコレートとミルクチョコレートでコーティングしたヌガティーンでジャンドゥーヤを挟んだ「シャイヨー」(270円)など。価格帯は1粒あたり270円~290円。箱入りのセット商品も用意する。
店舗面積は約15坪。営業時間は11時~22時で、火曜定休。同店は菓子・デザート・飲料の製造販売を手がけるブルボン(新潟県柏崎市)の子会社で、同ブランドの輸入・販売を手がけるビーフェッグ(赤坂2)が運営する。同社は日本および東南アジアでの出店権を保有する。麻布十番への出店理由についてブルボンの広報担当者は「洗練された感覚があり、パリに似た雰囲気の場所のため。また、外国の方々も多く、情報の受発信が出来る場所にしていきたいと考えている。多くの方々にフランス伝統のショコラを知っていただきたい」と話す。今後の出店計画等については未定という。