六本木の現代アート発信拠点が閉鎖-著名ギャラリー多数移転

写真=コンプレックスの外観

写真=コンプレックスの外観

  •  
  •  

 六本木・芋洗坂のビル「コンプレックス」(港区六本木6)に入居する現代アートギャラリーが2月末より順次移転を開始する。

 コンプレックスは広域六本木圏内で有数の現代アート発信スペース。「オオタ ファイン アーツ」、「TARO NASU」、「ヴァイスフェルト」、「magical, ARTROOM」、「GALLERY MIN MIN」など、著名な現代アートギャラリーがビル内の各部屋を使用して営業を行っている。森ビル(六本木6)が所有し、2003年の春にオープンした。

[広告]

 同ビルは、同社がもともとオフィスビルとして建てられたビルを買い取り、ギャラリー用途に合わせて改修を施したもの。「当初、森美術館を中心に六本木をアートの街にするという取り組みの一環として設けられた」(同社広報担当者)という。

 移転は、老朽化による耐震性など安全上の問題でビルを閉鎖することに伴うもの。今後のビルの利用について同社では「建替えも含めて検討中」としており、一部で報道されている再開発計画との関連性については「特に予定していない」という。

 各ギャラリーは、広域六本木圏外への移転を表明している。移転先は下記の通り。

○オオタ ファイン アーツ=中央区勝どき2-8-19 近富倉庫4階B、3月オープン

○TARO NASU=千代田区神田(予定)、5月オープン予定

○ヴァイスフェルト=中央区日本橋馬喰町2-5-17、3月オープン

○magical, ARTROOM=渋谷区恵比寿1-18-4 3階、6月オープン

○GALLERY MIN MIN=渋谷区猿楽町11-1 La Fuente代官山2階、3月オープン

 広域六本木圏内では、港区・東麻布に「Take Ninagawa(タケ ニナガワ)」(東麻布2、2008年1月オープン)、「GALLERY SIDE 2」(東麻布2、2007年9月オープン)が開業するなど、今後同地が現代アートの発信スポットになる気配。移転するギャラリーの中にはオオタファインアーツのように、麻布エリアや、小山登美夫ギャラリー(江東区)など著名ギャラリーが集まる清澄白河からアクセスしやすい都営地下鉄大江戸線沿線へ移転を決めたものもある。

 コンプレックスでは2月23日、全館合同でのクロージングイベントを開催する。

東麻布に現代アートギャラリーがオープン-若手作家中心に(六本木経済新聞)東麻布に、赤坂の現代アートギャラリーが移転オープン(六本木経済新聞)

  • はてなブックマークに追加