吹きガラス作家・辻野剛さんのブランド展-六本木のインテリアショップで

1.9Mシリーズは、石庭で有名な京都竜安寺の土壁の高さ1.9メートルが名前の由来。

1.9Mシリーズは、石庭で有名な京都竜安寺の土壁の高さ1.9メートルが名前の由来。

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 AXISビル内のインテリアショップ「リビング・モティーフ」(港区六本木5、TEL 03-3587-2784)で現在、ガラス作家・辻野剛さんが立ち上げたブランド「fresco ~融けあう吹きガラスの色彩~」展が開かれている。

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 辻野さんは1964(昭和39)年生まれ。大阪デザイナー専門学校の工芸工業デザイン科ガラスコース卒業後、1987年に渡米し「吹きガラス」を学ぶ。カリフォルニア、フロリダにて吹きガラス製品デザイン、制作に従事する。2001年、グラススタジオFRESCOを設立。

 「吹きガラス」とはガラスの原料となる砂を高温で溶かし、それをブローパイプと呼ばれる中空の竿(さお)の先に巻き取り、風船の要領で息を吹き込み成形する。江戸末期にオランダより伝わり、風流やびいどろなど日本の四季折々の豊かな風景を映し出す日本人の感性とともに独自の発展をへてきたガラス製造の技法。

 辻野さんは吹きガラスのデザイン、制作までを1人で行う職人であり工芸家。辻野さんは「一つひとつハンドメードで作られるガラスはそれぞれが個性を持ち、使い手がそれを個人の感性で選択する」と話す。

 同展では、器やグラスなど暮らしに沿うガラス作品のほか、同展向けに制作されたオリジナルの新製品やアート作品を展示・販売する。主な商品は「1.9Mボウル」(5,670円)、「1.9Mグラス」(5,040円)、「kasumiボウル」(S=3,885円、L=11,550円)、「hibikiプレート」(12,600円)、「T-trayボウル」(S=6,615円、L=12,600円)、「solitoグラス」(2,520円)、「hashioki箸置」(777円)など。

 営業時間は11時~19時。今月30日まで。

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