六本木でアートイベント「手形で作る地球」-手形で支援、呼びかける

病気の予防や治療ができないことで、年間880万人もの子どもたちが命を落としている。

病気の予防や治療ができないことで、年間880万人もの子どもたちが命を落としている。

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 六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)で4月23日~25日、アートイベント「手形で『巨大な地球』を完成させよう!」が開催される。主催はNPO法人「ワールド・ビジョン・ジャパン(以下WVJ)」(新宿区)。

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 現在、世界では年間880万人もの子どもたちが予防・治療可能な要因によって、5歳未満で命を落としている。そうした現状を、一人でも多くの人に知ってもらうために同イベントが企画された。

 同NPOは、国連経済社会理事会に公認・登録された国際NGO「ワールド・ビジョン」を構成する日本の民間援助団体。これまでにも、キリスト教精神に基づいて世界約100カ国でさまざまな活動を行っている。

 会場では、地球に見立てた直径6メートルの球体に来場者がカラフルな絵の具を使って手形を押すことで球体アートが完成させる。グラフィックデザイナーで武蔵野美術大学教授の板東孝明さんが、監修としてボランティアで参画。集められた手形は、パートナー企業である「プレコフーズ」「山中製菓」からWVJへの募金として1人分あたり100円が支援され、カンボジアなどの幼児や母親を守るための活動に使われる。

 24日に行われるオープニングセレモニーでは、今年3月に第一子を出産したばかりの同NPOの親善大使、女優・酒井美紀さんが、幼稚園児から小学生の子どもたちと一緒に、球体に手形を押すオープニングアクションを行う。

 そのほか、実際の地球の2億分の1サイズ、直径6センチの地球を作る「ワークショップ」や、途上国の子どもたちにエールを送る意味で、国際基督教大学チアリーディング部によるパフォーマンス、玉川聖学院の子どもたちによるハンドベル演奏なども予定しており、会場では途上国の子どもたちの写真なども展示する。

 同NPO広報の蘇畑光子さんは「このような現状をまずは知ってもらい、病気に苦しむ子どもたちや母親など、『救えるはずの命』を助けるために一人でも多くの人に参加してもらいたい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は、23日=19時~20時、24日=11時~20時、25日=11時~17時。入場無料。

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