サントリー美術館(港区赤坂9、TEL 03-3479-8600)で3月26日、開館50周年記念「『美を結ぶ。美をひらく。』 I 夢に挑む コレクションの軌跡」展が始まった。
「生活の中の美」を基本理念としてこれまで300回以上の展覧会を開いてきた同館。開館50周年を迎える今年、絵画・漆工・染織・ガラスなど、これまで展示してきたコレクションの成長を紹介する。
序章「コレクション誕生『ゼロからのスタート』」から始まり、国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」などを展示する「漆工『国宝をめぐって』」(第1章)、「薩摩切子 藍色被船形鉢」などを紹介する「日本のガラス 朝倉コレクションを中心に『世界に誇るガラスコレクション』」(第2章)、びょうぶを中心に紹介する「屏風と御伽草子『暮らしを彩った絵画』」(第3章)、陶磁器コレクションの「陶磁器の世界『彩り豊かな皿や器たち』」(第4章)、くしやかんざし、着物などの「染織とファッション『小袖、能装束と、沖縄の紅型』」(第5章)、エミール・ガレの作品を中心に紹介する「ガレと世紀末のガラス『光と色のジャポニスム』」(第6章)、掛け軸や茶道具などをそろえた「琳派と茶道具『取り合わせの美』」(第7章)、そして今回初公開となる「新収蔵品初公開『雪舟から若冲まで』」(第8章)で構成する。
今回が第1弾となる同展は、今後「第4弾」まで開催する予定で、チケット購入の際、来場者には第2弾~第4弾のチケットを無料(どれか1枚)で進呈。
会期中は、トークセッション、特別講座などのプログラムも予定する。
開館時間は10時~18時。入場料は、一般=1,000円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。5月22日まで。