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六本木で家なしユニット「イエガネーゼ」がおつかいサービス-1回500円

体操着とカクメットをかぶるのが「おつかい」スタイル

体操着とカクメットをかぶるのが「おつかい」スタイル

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 家がない「イエガネーゼ」の2人が8月2日、六本木エリアで「お駄賃500円」でおつかいをするプロジェクト「ぼくのおつかい in 六本木」を立ち上げた。運営は、新ビジネスやウェブサービスを企画する集団「Liverty」。

パソコン前でおつかいの依頼を待つ2人

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 友人の家を点々と泊まり歩き、家も金もない「ぼく一号」の神宮司誠仁さんと、「ぼく二号」の石川純さん。アルバイトをしようと考えていたときに、Liverty代表の家入一真さんと出会い、「面白い仕事を考えてみたら?」と提案されたのがきっかけ。

 2人は体操着にカクメット(防災用ヘルメット)というユニークなコスチュームに身を包み、六本木エリア(六本木一丁目、麻布十番、西麻布、乃木坂)で依頼された「おつかい」を徒歩でこなしていく。おつかいは専門的な知識を必要としない簡単な作業とし、1回500円で受ける。「人はおつかいだけで生きていけるか」という実験要素も盛り込み、状況は常にユーストリームで配信。1日の終わりにはおつかい履歴、おつかい総額などを発表する。

 初日はアクセスが集中し、サーバーがダウンするなどトラブルもあったというが、「テレビの設置」を頼まれたり、「3,000円で何かスイーツを買ってきて」という依頼には、人気のスイーツを検索して東京ミッドタウンまで買いに行くなど、空いている時間を利用し2人で1日6件ほど依頼を受けるのが目標だという。

 2人は「おつかいしなくても生活できるようになる」ことを目指す一方で、「全国におつかいで生活できる人が増えるといい」とも話す。今後はおつかいをしてみたい人を増やし、エリアを拡大する可能性もあるという。街を歩くと発見も多く、「(六本木のことなら)あいつらに聞けばなんでもわかるというような、サザエさんに出てくる三河屋さんみたいな存在になりたい」と2人。「将棋が得意なので将棋の相手をしてみたい」(神宮司さん)、「話をするのが好きなので、愚痴の聞き役などもしますよ」(石川さん)。

 おつかいはユーストリーム配信している時間帯に直接電話するか、メールフォームを使って依頼できる。

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