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森美術館で「会田誠展:天才でごめんなさい」-美術館で初個展、活動網羅

未完成の新作「ジャンブル・オブ・100フラワーズ」の前に立つ会田誠さん

未完成の新作「ジャンブル・オブ・100フラワーズ」の前に立つ会田誠さん

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 森美術館(港区六本木6)で11月17日、美術家・会田誠さんの美術館では初めてとなる個展「会田誠展:天才でごめんなさい」が始まった。

巨大な作品が並ぶ展示室

 会田さんは1965(昭和40)年生まれ、1991年東京芸術大学大学院美術研究科修了。美少女、戦争画、サラリーマンなどをテーマに絵画や彫刻、映像作品などを制作し、国内外の展覧会に多数参加している。同展では、90年代初頭の会田さんのデビューから現在までの活動を網羅し、未完成の新作を含む約100点を展示する。

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 同展を企画した同美術館チーフ・キュレーターの片岡真美さんは「第1室では、90年代を中心に会田誠についてよく知られたイメージの作品を展示。第2室は会田誠の混沌(こんとん)とした作品群をそのまま表現した『混沌部屋』。18禁部屋を挟んで最後に2000年以降の大作を展示する大きな部屋という構成にした。会田さんの作品は混沌と言う言葉に尽きる。しかし全容を見ることで社会を多面的に捉えた作品群と捉えることができると思う」と話す。2000年以降の大作では新作2作品が未完成で、会期中も制作を続行。特に「ジャンブル・オブ・100フラワーズ」については「完成まであと3年はかかるのではないか」と片岡さん。

 プレス説明会では、同館で個展をすることについて会田さんが「セレブ感にちょっと緊張するところもあったけれど、一つ前の展覧会がアラブ展でそれを見てセレブの街で安っぽい素材を使ったような展覧会をやってもいいんだと安心した」と話すと、南條史生森美術館館長は「セレブの世界が会田誠の世界にすり寄ろうという展覧会なんです」とコメントした。

 期間中には、会田さんが2008年から美術大学の学生などと共同制作を続けてきたプロジェクト「モニュメント・フォー・ナッシング」を展示するとともに、週2回実施するワークショップで共同制作を行い、集大成を目指す試みも。

 開館時間は10時~22時(火曜日は17時まで)。入場料は一般=1,500円など。2013年3月31日まで。

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