アカデミーヒルズ（港区六本木6）で4月22日、11月から開催される「会田誠展」のプレイベント「会田誠の世界」が開催される。

　会田誠さんは1990年代から美少女、日本、アメリカ、歴史、伝統、漫画、戦争、サラリーマン、美術、教育、社会通念への反発などをテーマに作品を発表している現代美術家で、今回が初めての大規模な個展となる。

　イベントは3部構成で、第1部は会田さんと森美術館チーフ・キュレーターの片岡真実さんによる対談、第2部は「REALTOKYO」編集長の小崎哲哉さんが芥川賞作家の朝吹真理子さん、天文学者の小久保英一郎さん、コラムニストの辛酸なめ子さんをゲストに「会田誠論」を語るトークセッション、第3部は同展のサポーターを広く募るプロジェクト「会田誠：平成勧進プロジェクト」の概要の紹介を行う。

　第2部では、会田さんの作品に影響を受けたという3人が「会田応援団」として異なるジャンルで活動する視点から会田さんを語るもの。第3部で発表するプロジェクトについては、「内容については当日の発表まで詳細は明かせない」というが、「個人による展覧会のサポートを広く募るという、日本ではあまり例のない取り組みになるはず」とも。

　開催時間は15時～17時30分。参加無料。定員は先着500人。参加者には森美術館で開催中の「イ・ブル展」のチケットを進呈する。申し込み方法はホームページで確認できる。