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「六本木フォトコンテスト写真展」今年も-優秀作40点以上展示

グランプリを受賞した「ミッドタウンにドロン!!」(上村忠彦さん)

グランプリを受賞した「ミッドタウンにドロン!!」(上村忠彦さん)

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)のフジフイルム スクエアで3月22日、「六本木フォトコンテスト写真展」が開催される。主催は六本木商店街振興組合。

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 「あなたが見つけた六本木の素顔を、自由に切り撮ってください」というお題で応募を受け付け、今年で5回目となる同コンテスト。写真家の立木義浩さんが審査委員長を担当し、グランプリをはじめ、6つの賞を決定した。同展では入賞した40点以上の優秀作を展示する。

 「今年はイベントとしての認知度が上がったのか、北は北海道、西は広島と、遠方からの応募が目立った」と話す主催者。「六本木を切り撮るというと、場所柄、話題の施設や、イベントなどを撮ったものが多いが、街の味や温かみを感じる作品を求めている」とも。

 グランプリに選ばれた上村忠彦さんの「ミッドタウンにドロン!!」は、天まで届けとばかりにそびえる近代的なビルに囲まれた空間に、あたかも忍者のごとく「ドロン!」と出現し、宙に浮かぶ少女を切り撮った作品。「ローアングルで強調されたビルの巨大さ(きっと作者の娘さんでしょう)を大切に思う気持ちが、かけがえのない一瞬を見事に捉えた秀逸な一枚」と評する立木さん。

 このほか、金賞は、旺盛な好奇心で池をのぞき込む子どもと、池に落ちないようハラハラしながら手を添えているお父さんを切り撮った佐々木浅雄さんの「ワー何か居る」、ミッドタウンの幻想的なイルミネーションとそれに見入る人々を切り撮った今玉利修司さんの「星降る夜」、人面のオブジェの独特な表情と光る目を街路樹越しに撮影した上地亀久さんの「光る目」の3点が選ばれた。

 「六本木はきらびやかなイメージが先行しがちですが、時の流れの中で、人との関わりの中で、豊かな表情を秘めていることもまた事実。来年もそんな六本木の温かく美しい表情を、今まで以上に楽しめることを願っている」と立木さん。

 開催時間は10時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。4月4日まで。

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