阪急交通社（大阪市北区）は3月5日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ（港区六本木6）で「シネマ・トラベル－映画館でみる世界遺産の旅－」の先行上映会を開催し、225人を無料招待する。

　同作品は、TOHOシネマズと凸版印刷が共同で開発した映画館で文化財を学ぶ「シネマde文化財」の新シリーズ第1弾。同8日から、同館のほかTOHOシネマズが運営する東京近郊映画館で期間限定上映される。一般公開に先駆け行われる同上映会では、人気の高い3つの世界遺産「マチュピチュ（ペルー）・ナスカ（ペルー）・アンコール遺跡（カンボジア）編」（約45分）を上映。

　遺跡や歴史的建造物の上空からのダイナミックな視点や、立ち入り禁止などで見学することが難しい場所をバーチャルリアリティーで再現するなど、臨場感あふれる世界遺産の映像を鑑賞できる。マチュピチュは、標高2400メートルの頂に広がる天空都市を上空から「コンドルの視点」で駆け抜け、遺跡真上からの俯瞰（ふかん）や空中を飛び谷底に落ちるような浮遊感などが体験できる。ナスカは、セスナ機から見下ろすように見る地上絵や、遺跡保護のため立ち入りが禁止されている地上絵に降り立ち、その描かれ方を間近で確かめることができる。テーマソングは石井竜也さんが担当。「3つの目的地を回り、帰途につく人の郷愁を誘う印象的な楽曲」だという。

　上映前にペルー・カンボジアの同社関連ツアーをプレミアスクリーンで紹介した後、実際の映像で具体的なイメージをふくらませることができる。終了後は同ツアーに関する相談・予約も受け付ける。

　開催時間は、第1部＝10時～、第2部＝12時30分～、第3部＝15時～。要事前予約（TEL 03-6745-5800）。