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シネマート六本木で「東京国際映画祭」受賞作特集上映-アジア映画3作品

「オルドス警察日記」© Inner Mongolia Blue Hometown Production Co., Ltd.

「オルドス警察日記」© Inner Mongolia Blue Hometown Production Co., Ltd.

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 シネマート六本木(港区六本木3)で3月30日、昨年の第26回東京国際映画祭の受賞作3本を特集上映する「東京国際映画祭 アジア映画傑作選」が開催される。

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 国際映画製作者連盟が「コンペティティブ長編映画祭」として公認する13の映画祭の一つである同映画祭は、アジア映画の発掘にも力を入れている。昨年の第26回からアジアの風部門をアジアの未来部門に名称変更し、全てがワールド・プレミアやアジアン・プレミアとなる8作品を上映したほか、メーンのコンペティション部門でも15作品中5作品をアジア映画が占めた。

 同イベントで上映される作品はファンからの再上映を求める声が特に大きかったもので、「ファンからのリクエストに応える形で上映会を開催するのは初の試み」(同映画祭実行委員会)という。

 上映作品は、コンペティション部門最優秀女優賞を受賞したフィリピン映画「ある理髪師の物語」(11時~)、同最優秀男優賞を受賞した中国映画「オルドス警察日記」(14時~)、アジアの未来部門作品賞を受賞した中国映画「今日から明日へ」(17時~)の3本。「オルドス警察日記」は実在した内モンゴル自治区の公安局長の人生を、中国を代表する女性監督の一人ニン・イン監督が映像化した作品。主演のワン・ジンチュンさんは「本人に近づけるため現地の方言を学び、体重を10キロ増やして撮影に臨んだ」という徹底的な役作りが受賞につながった。

 3作品上映後には、アジアを中心に映画プロデューサーとしても活躍する杉野希妃さんと、同映画祭プログラムディレクターの矢田部吉彦さんによるトークショー「アジア映画の今を語ろう」も開催する。

 料金は1作品=1,000円、3作品=2,500円。今月28日18時まで、同映画祭ホームページで鑑賞予約を受け付ける。

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