六本木のAXISギャラリーで9月15日から、「燕三条 工場の祭典」(新潟県三条市)に先駆けた特別企画として、「燕三条 工場の祭展-産地のプロセス-」が開催される。
新潟県燕三条地域の名だたる企業が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できる同企画。2013年からスタートし、2014年には「産業観光まちづくり大賞」で「経済産業大臣賞」、同年「グッドデザイン賞」を受賞。同4月には世界最大のデザインの見本市ミラノサローネ期間中、ミラノ市が所有する元機関車工場跡地の施設「ファブリカ・デル・ヴァポーレ」で開催されたイベント「シェアリング デザイン」の招待を受け、同取り組みをミラノより世界に向けて発信した。3回目を迎える今年は68拠点の工場を開放し、10月1日から4日間開催する。
これに先立ち、同ギャラリーでは、燕三条地域のものづくりの起源といわれる江戸時代にスタートした「和釘づくり」をはじめ、三条市と燕市、それぞれ現在のようなものづくりの産地に至るまでの発展を、参加工場とともに紹介する。
初日の9月15日には、イベントを監修した山田遊さん(method)、アートディレクションとデザインを担当した小林弘和さんと山田春奈さん(SPREAD)、参加工場から日野浦司さん(日野浦刃物工房)、山田立さん(玉川堂)、能勢直征さん(永塚製作所)が登壇するガイドトーク(19時30分~20時30分)を予定するほか、9月20日には、玉川堂(ぎょくせんどう)による「鎚起銅器小皿づくり体験」のワークショップ(開催時間=13時~、14時~、15時~、16時~、参加費 =1,620円、当日会場で参加受付、先着順)を行う。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。9月23日まで。