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ミッドタウンで「グッドデザインエキシビション」 社会課題を解決するデザインなど展示

展示の様子(WHILLなど)

展示の様子(WHILLなど)

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)で10月30日、本年度のグッドデザイン賞の受賞作を展示する「Good Design Exhibition 2015(G展)」が始まった。主催は日本デザイン振興会。

展示の様子(第3会場)

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 同賞では年に1度、その年の全受賞作の展示を行っており、2013年から東京ミッドタウンを会場に開催している。ミッドタウン内に6会場を設け、第1会場のミッドタウン・ホールには「グッドデザイン特別賞」と「グッドデザイン・ベスト100」の特別展示やイベントステージ、グッドデザイン大賞投票所を設置。ミッドタウンタワーに設置された第3会場と第4会場を中心に、本年度の受賞作約1337点を全点展示する。アトリウムに設置された第5会場では「グッドデザイン・ロングデザイン賞」の特別展示を行うほか、受賞商品を販売する期間限定ショップも開設する。

 本年度は、審査委員長の永井一史さんが「今年新たに着手した『フォーカス・イシュー』にも注目してほしい。社会のさまざまな課題に対するデザインからの提言であり、問い掛けでもある。ここに選ばれたものは、未来社会の見取り図、受賞作品から未来を感じてもらえれば」と言うように、社会課題を解決するような製品やサービスが多く選定されている。

 来場者も投票で審査に参加できる「グッドデザイン大賞」候補の8点の中に、社会課題を解決する製品として、安価に作ることができる3Dプリント電動義手「HACKberry」や、健常者も高齢者や障がい者も同じように利用できるパーソナルモビリティー「WHILL Model A」などが選ばれているほか、社会課題を解決するサービスとして、「ものづくりデザイン賞」にクラウドファンディングサイト「motion gallery」が選ばれるなどした。

 審査副委員長の柴田文江さんは「今回は、問題の内側に入って掘り下げたものが多かった。例えばWHILLは車いすとはこういうものだという概念を掘り下げ、健常者も使っていけるような可能性を持つものに発展させた」と話す。

 昨年度から開催されている、来場者が参加できるワークショップも開催。10月31日14時からは、「未来づくりデザイン賞」を受賞したソニーのスマートDIYプラットホーム「MESH」を使ったワークショップを開く。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時30分まで)。入場料は1,000円(中学生以下無料、6日間有効)。11月4日まで。

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