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六本木の影絵劇団がイタリア公演前の試演会 「ピノッキオ」と「南総里見八犬伝」

作品「ピノッキオ」の一場面

作品「ピノッキオ」の一場面

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 六本木6丁目の自宅を拠点に活動する「影絵劇団オリオン」が11月1日、麻布区民センター(港区六本木5、TEL 03-3583-5487)で公演を行う。

セロハンなどを使い、オリジナリティーあふれる影絵を制作している

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 2014年に杉山友里さんが立ち上げた同劇団。以前所属していた「影絵劇団かしの樹」での経験を生かし、影絵劇の台本をはじめ、スクリーン・暗幕・背景・人形まで一人で制作。これまでに4回上演を行っている。

 今回の公演は、11月に予定しているイタリア・ローマ公演を前に、「試演会」という形でのお披露目。演目は「ピノッキオ」と「南総里見八犬伝」の2つで、それぞれ日本語版とイタリア語版の2種を上演する。

 影絵は一般的に、シルエットを生かしたモノトーンの世界でストーリーが進んでいく場合が多いが、同劇団は人形や背景にカラフルなセロハンなどを使用し、語りで笑いを誘うなど、「思わず引き込まれる独自の世界観を持っている」と広報担当の杉山和樹さん。「窮屈そうな場所で2本の棒を駆使して操る人形は、とてもアナログで素朴。六本木というIT企業も多い街で上演するのが、かえって面白いのでは。この1年の集大成だと思っている。大人にも見てほしい」とも。

 イタリア公演は知人の紹介などを受けて実現することになった。杉山さんは「将来は子ども向けに影絵の教室を開いたり、世界に進出して日本の物語を紹介してみたい」と夢を膨らませる。

 開演時間と演目は、18時30分=「ピノッキオ」イタリア語版、19時=同日本語版、20時=「南総里見八犬伝」日本語版、20時40分=同イタリア語版。入場料は500円(小学生以下無料)。入退場自由。

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