スイーツ業界のイノベーター企業Sweetech(港区六本木6)は6月6日、インターネット限定で購入可能な完全予約制のマカロンショップ「六本木マカロン」をオープンした。
チーフパティシエの羽野さんが手掛ける「和」を意識したマカロン
ITの力でスイーツ業界の改革を目指す同社。スイーツ業界は、これまでITの力が関与せず、「そのときどきの気分に応じて消費されるもの」という習慣が当たり前となっていたことから、同社社長の伊藤剛さんが手掛けるゴルフ場の予約システムで培ったマーケティングノウハウを活用。「スイーツを予約して食べる習慣」を実現させることで、社会に新しい習慣を根付かせようとスイーツ事業に乗り出した。
プロジェクト第1弾となる「六本木マカロン」は、ネット上での予約限定で販売を行い、郵送で商品を届ける新スタイルのマカロンショップ。独自のカスタマイズも可能で、マカロンの表面にユーザーのスマートフォン内の写真やスタンプなどをプリントすることもできる。
初代チーフパティシエには、帝国ホテルで4年間、マカロンを専門に扱うパティシエとして携わった羽野貴明さんが就任。製造拠点となる「マカロンラボ」(港区)では、注文された商品の受け取りのほか、マカロン教室を開くなど、マカロンを中心としたコミュニティーづくりの発信地としても活用する。
飛行機の早割や超早割のように、早く買うことでお得に購入できるシステムも用意。定価3,000円(1箱、6個入り)のところ、早割は10%オフ、超早割は20%オフになるほか、個数割引として、5個以上で5%オフ、10個以上で10%オフになる。「人とのつながり方も多様化している」として、URLをシェアすることで住所を知らない相手にも贈ることができる。