ハッカーが接客するバー「Hackers Bar(ハッカーズバー)」(港区六本木7、TEL 03-6434-9232)が、オープンから3周年を迎えた。
ハッカーとは、高い技術力や知識で難しい課題を解決に導く人々のこと。同店は現役のハッカーによるアプリ開発、商品開発の現場を生で観覧できるほか、プログラミングの疑問点や新規ビジネスなどを相談できる場となっている。
オーナーでプログラマーの中尾彰宏さんが「ストリートミュージシャンに憧れてプログラミングをショーにできないか」という発想から立ち上げた同店。今ではより発展を遂げた形で人と人の接点を生み出しているという。
ハッカーの浜辺将太さんは「プログラミングを勉強したい人、アプリを作りたいと望む人、エンジニアの友達を作りたい人など、良い出会いの場となり人々を結び付けている。店からアプリなど多くの開発案件が生まれている」と話す。
利用客はエンジニアをはじめ、プログラミングに興味を持つ人が多かったが、最近ではそれ以外の客も増加しているという。見習いハッカーの青木大登(ひろと)さんは、「1年くらい前までは8割がエンジニアだった。最近は他業界、他業種のお客さんが増え、今まで以上に交流が盛んになっている。女性比率も3割強になった。女性しかいない日もあるほど」と話す。
そうした状況を踏まえて浜辺さんは、「従来通りエンジニア同士、エンジニアを探している人との出会いの場はもちろん、今までに来店していない人がもっと増えて、より相乗効果が生まれる場にしたい」と意気込む。
営業時間は20時~翌1時。土曜・日曜・祝日定休。