東京タワー(港区芝公園4)の旧特別展望台「トップデッキ」が3月3日、オープンした。
1958(昭和33)年に開業した同施設。開業60周年の今年に合わせて、高さ250メートルの「特別展望台」を2016年10月から、高さ150メートルの「大展望台」(一部)を昨年9月から工事していた。名称も、それぞれ「トップデッキ」および「メインデッキ」に変更することを発表していた。
今回のリニューアルでは、展望台の内装のほか、エレベーターやオペレーション用案内機器などを刷新。1階には、待ち時間をなくすことを目的に「トップデッキレーン」を新たに設置し、メインデッキには東京の歴史が見て楽しめる「タワーギャラリー」などを設けた。トップデッキのデザインには「東京の未来を映し出す鏡」をイメージしたという「ジオメトリックミラー」と「LED照明」を設置したものを採用した。
同施設は、新たに「トップデッキツアー」を用意。広報担当の澤田健さんは「トップデッキレーンからメインデッキを経由し、トップデッキへ向かうという一連のツアーで、『体験型展望ツアー』として東京や東京タワーの過去・未来・現在が感じられる」と説明する。
澤田さんは「事前予約制、13言語対応の音声ガイドシステムなど付加価値を高めた『トップデッキツアー』と、今まで通り気軽に楽しめる『メインデッキ』。東京タワーの展望台は2通りの楽しみ方を選択できるようになった。生まれ変わった展望台へ一度お越しいただきたい」と呼び掛ける。
当日はオープニングセレモニーも。トップデッキツアーは予約制で、料金は大人=2,800円、子ども=1,800円、幼児=1,200円。
同所は2月25日、来塔者数が1億8000万人を突破したことを発表している。