国立新美術館(港区六本木7)で4月11日から、約300匹のこいのぼりが展示室をダイナミックに泳ぎ回るインスタレーション「こいのぼりなう!」の展示がスタートする。
須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2008年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景
日本を代表するテキスタイルデザイナー・須藤玲子さんは日本の伝統行事に着想を得たインスタレーションを、フランスの展示デザイナーのアドリアン・ガルデールさんとコラボレーションし、2008年にはワシントン D.C.のジョン・F・ケネディ舞台芸術センターにおいて、2014年にはパリのギメ東洋美術館にて発表してきた。
同展は、2000平方メートル、天井高8メートルの同館最大の展示室を使用。須藤さんと、須藤さんが主宰するテキスタイルメーカー「布」のメンバーがデザインしたこいのぼり約300点を一挙に展示し、それらを空間全体に泳がせる。今回は須藤さんとガルデールさんのタッグに、ライゾマティクスの活動で知られる齋藤精一さんも加わり、日本初のコラボレーションが実現する。
広報担当者は「どなたでも参加できる体験コーナーも用意している。色とりどりのこいのぼりが生み出す『なう!』な空間を楽しんでいただけたら」と話す。
開催時間は10時~18時(金曜、土曜、4月28日~5月6日は20時まで、5月26日は22時まで)。火曜休館(5月1日は開館)。観覧無料。5月28日まで。