六本木ヒルズ(港区六本木6)で4月25日から、66プラザの巨大彫刻「ママン」などが毛糸の編み物で覆われるインスタレーションが始まった。
ヒルズ内のレストランで提供される「レインボーヴェジタブルパルフェ」
六本木ヒルズの開業15周年を記念して、テキスタイル・アーティストのマグダ?セイエグさんが手掛けた同作品。フランス・パリ出身の彫刻家ルイーズ・ブルジョワによる巨大彫刻「ママン」や、広場の屋根を支える柱がセイエグさんの手によってカラフルな毛糸で覆われ、祝祭感あふれる空間に生まれ変わった。
セイエグさんは街にある無機質なものに毛糸の編み物をかぶせ、都市の風景を変容させるというアートプロジェクトを行ってきた。同プロジェクトは世界30カ国で実施されており、アジアでは今回が初めてとなる。セイエグさんは「『ママン』のまわりの柱をカラフルにすることによって、『ママン』を守る兵隊をイメージした」と話す。
セイエグさんは「『ママン』はこの辺りで暮らす人には当たり前の風景となっている。だからこそこの作品を通じて、新たな気持ちで『ママン』に触れて、この素晴らしい作品に対して新しい再発見をしてほしい」とも。
六本木ヒルズ内のレストランではインスタレーションにインスパイアされたスペシャルメニューを提供する。「イルブリオ」では、カラフルで華やかな「チョコレートファッジケーキ」(3,200円)、「ヒルズ ダル・マット」ではカラフルに変身した「ママン」をイメージした「レインボーヴェジタブルパルフェ」(1,620円)を販売する。
観覧無料。5月27日まで。