国立新美術館(港区六本木7)で6月21日、「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の記者発表会が行われ、漫画家の荒木飛呂彦さん、国立新美術館館長の青木保さんらが登壇した。
8月24日から国立新美術館で開催される同展。1987(昭和62)年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2017年に30周年を迎えた荒木さんによる「ジョジョの奇妙な冒険」の世界観を、原画や関係資料で紹介する。国立美術館で漫画家の個展を開くのは、手塚治虫さん以来28年ぶり2人目で、現役の漫画家としては荒木さんが初めてとなる。
記者発表会では、東京会場、大阪会場に向けた描き下ろしのキービジュアルを披露。併せて、同展で完全新作の大型描き下ろし原画(2メートル×1.2メートル)を12枚展示することや、荒木さんが音声ガイドに参加することも発表した。
荒木さんは「本展は連載30周年を迎えた『ジョジョの奇妙な冒険』の集大成。この漫画が国の文化として役に立てるなら、ものすごくうれしいこと」と話す。「中学生以下は入場無料となる。原画には印刷とは違う部分が必ずあるので、絵としての発想や絵を描くときの考え方など、若い人たちの勉強や将来の仕事に役立ててほしい」とも。
開催期間は8月24日~10月1日。開催時間は10時~18時(金曜、土曜は21時まで)。火曜休館。入場料は一般=1,600円、大学生=1,200円、高校生=800円など。チケットは完全日時指定制となる。