六本木で活動する著述家の六本木タツヤさんが、今年2月から半年間で166冊の電子書籍を出版している。
群馬県伊勢崎市出身の六本木さんは、大学卒業後は塾講師などをしていた。今年に入り電子書籍を出版し、海外でも販売できることを知ると英語に訳して海外向けにも販売を始めた。今ではドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語に訳し、世界に向けて販売を行っている。今年2月から6カ月で、「From Roppongi with Love」など166冊もの電子書籍を出版した。
5月からは、海外出版に関するコンサルトをはじめ、六本木のほか全国各地で定期的にセミナーを開いている。今月6日には六本木ヒルズ内の会員制ライブラリー「アカデミーヒルズ」で催し、占い師のChompooちひろさんら6人が参加。Chompooさんは「以前セミナーで学んだことを生かして海外向けに出版し、ドイツのアマゾン2部門で1位を記録したほか、イギリスでも1位、アメリカでは2位の売り上げを記録した」と話す。
「これからは一人一冊の時代。今後の日本を考えたら誰もが本を出した方が良いと思っている。海外出版を当たり前にしていきたい」と六本木さん。「今は海外出版専門家として活動しているが、将来的には教育の分野で力を発揮したい。日本の子どもたちが自主的に世界に発信できるようになってほしいと願う」とも。