六本木に11月1日、日本料理店「雅はりたや」(港区六本木6)が開店した。
「完全会員制」としてオープンした同店。六本木駅の近くにありながら、外からは見えない「隠れ家」となっており、会員にのみ発行される専用のICカードがないと入店できない。
数々の「超一流店」と呼ばれる料理店で長年修業した和食職人が料理を作り、「食事体験」にもこだわった。カウンターでは、職人の技や料理の説明などライブ感のあるパフォーマンスとともに食事が楽しめる。
開店前、クラウドファンディングサイト「Makuake」で資金調達を行い、11月12日の段階で目標金額100万円に対し、954万3,000円が集まった。現在は、特別価格で料理が楽しめるコースのほか、通常3万円の入会金と月5,000円の会費が無料(会員専用入店ICカード代実費除く)になるコースなどを公開中。プロジェクトの公開は23日まで。
店主の針田雅人さんは「季節や情緒も含めて五感で味わう、という日本料理本来の楽しみ方や在り方を、現代的エッセンスも取り入れた献立と空間作りによって、分かりやすくご提供する」と話す。「記念日やビジネスなどの会食にはもちろん、海外のお客さまへの正統な日本料理のおもてなし、体に優しい日常的な食事の要望など、幅広い目的に利用いただきたい」とも。
営業時間は11時~22時。