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六本木にフグ料理に特化した「ふぐビル」 赤坂の老舗「大友」が移転し誕生

2階焼きふぐ店で提供する「てっさ」

2階焼きふぐ店で提供する「てっさ」

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 六本木の商業ビル「HPビル」が現在、各階にコンセプトの異なるフグ料理店を置く「ふぐビル」として営業している。運営はCRU(港区)。

2階焼きふぐ店で提供する「焼きふぐ」

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 赤坂で50年以上経営をしていたフグ料理店「大友」が移転して、9月25日にオープンした。1階に「ラーメン屋 大友」、2階に焼きふぐ店「大友」、4階に料亭「大友」を置き、3階はキッチン、5階は会員制フロアとして活用する。山口県下関で取れたフグを使って料理を提供する。

 1階ラーメン店は、高級トラフグの骨から取っただしを用いる。提供するメニューは、「ふぐラーメン」(1,000円)や「とりラーメン」(900円)など。2階焼きふぐ店は、生でも食べられるフグを炭火であぶり提供する。「上身」や「ぶつ切り身」(以上3,500円)、「とうとう身」(2,600円)などの焼きふぐのほか、「とらふぐ てっさ」(2,500円)、「とらふぐから揚げ」(1,700円)などを用意する。4階料亭は、焼きふぐ、白子焼き、ふぐちりなど9品の「ふく福」(2万8,000円)のほか、8品の「雅(みやび)」(2万円)などのコース料理を提供する。

 同社飲食部の佐藤康太郎さんは「フグと聞くと、どうしても『特別な日に食べるもの』という認識が強いが、より多くの人に召し上がってほしいという思いから『ふぐラーメン』を考案した。これまで『大友』を愛してくださった方も楽しめるよう4階料亭では伝統のコースを用意する」と話す。「フグ料理はいま、世界でも注目されている。より多くの人に味わっていただきたい」とも。

 営業時間は、ラーメン店=11時30分~翌7時、焼きふぐ店=11時30分~14時、17時~23時、料亭=17時~23時。日曜・祝日定休。

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