六本木の書店「文喫」(港区六本木6)の1階展示室で現在、手紙にまつわる企画展「手紙展」が開催されている。主催は「文喫」と一般社団法人「手紙寺」(千代田区)。
「本との新たな出会い」をコンセプトに、人文科学や自然科学、デザイン、アート本など約3万冊の書籍を並べる同店。施設内には、本と向き合うための1人用の閲覧室や、複数人で利用できる研究室、食事などができる喫茶室を用意。定期的に企画展も開いている。
今回は、手紙が登場する本や書簡体小説、書簡集や、手紙の文章術を学べる本など、「手紙」を軸としたさまざまな本を展開。書いた手紙を1年後に相手に送り届けてくれる企画「未来に届ける手紙」や、「文喫」の利用者に向けて手紙を送る企画「誰かに届ける手紙」も行う。
広報担当者は「メールやSNSで手軽にやり取りしている日常の中で、本の活字や手紙の手書き文字は心に真っすぐ入ってくるようなどこか不思議な魅力がある」と話す。「顔も知らない誰か宛てに手紙を書き、また誰かからの手紙を受け取って読むことができる企画『誰かに届ける手紙』は特に手紙を通して人とのつながりを感じることができるので、体験してほしい」とも。
営業時間は9時~22時。展示室は入場無料、有料スペースは平日9時~19時=1,500円・19時以降=1,000円、土曜・日曜・祝日=1,800円(料金は全て税別)。3月31日まで。