「六本木漢方薬局」（港区六本木3、TEL 03-5843-0555）が2月1日、オープンした。

店舗の内観

　処方箋なしで一部の医療用医薬品を購入できる、零売（れいばい）薬局の同店。「薬局らしくない薬局」をコンセプトに掲げ、深夜営業を行う。通常、医療用医薬品は、医師の処方箋に基づく薬剤の交付が原則とされているが、零売薬局では、薬剤師が常駐し直接面談。その内容をカルテで管理し、処方箋医薬品以外の医療用医薬品を必要最小限の数で販売する。

　同薬局が取り扱う医療用医薬品は約100種類。ビタミン・アミノ酸等錠剤や、酔い覚ましの薬、かぜ薬、鼻炎薬、痛み止め（飲み薬・貼り薬・塗り薬）、塗り薬（ステロイド・ステロイド以外の薬）、皮膚・かゆみ止め薬、目薬、胃腸薬、保湿剤、肝臓の薬、漢方薬などを販売する。

　運営のBFエンターテインメント（港区）の執行役員、川崎優人さんは「コンセプトに基づき、内装は大理石の床に黒を基調とし高級感のある空間に。窓付近には瓶に詰めた漢方薬をディスプレーし、壁にはアニメーションが流れるモニターを設置した。外観は、赤いネオンサインの看板が特徴で、きらびやかな『六本木らしさ』を意識した」と話す。「六本木の人々の役に立ちたいという思いから零売薬局を始めたが、目立つ看板にしたことによって、待ち合わせ場所としても使われている。いずれは六本木のアイコンになっていけたら」とも。

　営業時間は19時～翌6時。日曜定休。