六本木の「鮨 とき」（港区六本木3、TEL 03-6721-1732）が5月17日、オープンから1カ月を迎えた。

「大将おまかせコース」で提供される握り

　面積は約33平方メートル。席数はカウンター席のみ8席。大将の山家学さんは20歳で鮨の道に入り、銀座の「鮨処 おざわ」や「鮨青木」などで約20年にわたり研鑽を積んだ。さまざまな人との縁を経て、今回のオープンに漕ぎ着けた。

　同店について山家さんは「『町鮨』のあたたかさと、鮨店が本来持つ『格式の高さ』を融合させた」と説明する。魚は、自ら市場で目利きして旬の魚を選ぶ。シャリには、山形県産の「つや姫」と新潟産の「新之助」をブレンドし、それぞれの食感を活かしている。

　提供するメニューは、握り10貫と料理5品から成る「大将おまかせコース」（1万6,500円）を用意。20時30分以降はアラカルトメニューを提供する。

　山家さんは「高級魚に捉われず、ニシンやイワシなどの小魚も丁寧に調理することで、そのおいしさを伝えたい。この魚がこうなるのか、という驚きを感じてもらえたら」と話す。「コースとアラカルトの時間帯を分けることで、一次会としても二次会利用としても対応できる。気になった人は、まずは気軽に問い合わせてほしい」とも。

　営業時間は18時～23時。コース提供開始時間は、一部＝18時、二部＝19時、三部＝20時。日曜・祝日定休。