■来場している多くの親子へ、本映画祭への想いや映画を観る大切さなどをゲストが語る
■ゲスト全員がその場で、映画「きらめく人たち」など 3 作品の生吹き替えに挑戦
■「名誉賞」は声優・女優の田中真弓さんが受賞!
一般社団法人キネコ・フィルム(東京都渋谷区、代表 椎名 保)は、二子玉川ライズや玉川高島屋 S・C、二子玉川公園などを中心とした二子玉川の街一帯が映画で盛り上がる「第31回キネコ国際映画祭」を、10月31日(木)~11月5日(火)に開催。初日となる10月31日(木)には、多くの親子連れのお客様を迎えてオープニングセレモニーを実施しました。
オープニングセレモニーのスペシャルゲストとして、エグゼクティブ・ディレクター中山秀征さん(2011年より参加/13回目)、チーフ・プログラミング・ディレクター横山だいすけさん(2018年より参加/6回目)、スペシャル・サポーター井ノ原快彦さん(2017年から/7回目)、さらに特別ゲストとして女優・モデルとして活躍されている島崎遥香さんが初参加。来場しているお客様や審査員、作品関係者からの大きな拍手と共にレッドカーペットに登場しました。
その後、ステージ上に登壇したゲストの方々。まず中山さんが「第31回キネコ国際映画祭、いよいよ始まります。これだけ盛大なスタートを切れるのは、皆さんの力あってこそだと思っております。回を重ねるごとにスケールアップをしておりますので、大いに楽しんでいただきたいと思います!」とコメントすると、チーフ・プログラミング・ディレクターを務める横山さんは「今回初めてチーフ・プログラミング・ディレクターに就任し、400作品近くエントリーがある中から70作品を選ばせていただきました。どれも素晴らしい作品なので皆さんに早く観てもらいたいと、ドキドキワクワクしています。」と期待感に胸が膨らんでいる様子。そして井ノ原さんは、「このキネコ国際映画祭もそうなんですけど、二子玉川という街がどんどん文化の街になっていっているように感じています。(キネコ国際映画祭は)突然来てもどんな人でも楽しめる、そんな映画祭だと思っています。」と想いを語りました。また今回特別ゲストとして登壇した、キネコ国際映画祭初参加となる島崎さんは「初めて子どものための映画祭があることを知りました。映画は小さい頃から大好きでよく観ていたので、参加することが出来てとても光栄に思います」と喜びを口にしました。
スペシャルゲストの方々が挑戦したのは、“ライブ・シネマ”。スペシャルゲストの方々が、スクリーンに上映される映画「きらめく人たち」など3作品の生吹き替えに挑戦しました。字幕が読めない子どもたちでも安心して楽しめるようにという、キネコ国際映画祭ならではのユニークなプログラム。スペシャルゲストが臨場感ある生吹き替えを行うことで、子どもたちはスクリーンに目が釘付け。上映後は、会場中から大きな拍手が巻き起こりました。
生吹き替えに挑戦した島崎さんは「初挑戦だったので少しミスもしてしまったのですが、緊張感の中でも楽しむことができました」とホッとした様子。また横山さんは映画祭について「映画がメインとなりますが、会場の外には体験して楽しめる場所もあります。キネコ国際映画祭が“親子の想い出”を増やせる機会となったら嬉しいです」と来場していた子どもたちにニコッと笑顔。井ノ原さんは「二子玉川という街は、都心に行かずともここで全て足りるくらい何でもある街なので、ショッピングを楽しんだり、公園で遊んだりしながら、このキネコ国際映画祭で映画も楽しんでもらい、最高の日々を過ごしていただきたいと思います。」と語りました。最後に、長年キネコ国際映画祭を支えていただいている中山さんは「この日のために、世界各国から、監督や演者の皆さんが来てくれました。世界の皆さんと共に力を合わせて映画祭を迎えられることに感謝しています。」と映画祭への想いを語り、イベントが終了しました。
尚、第31回キネコ国際映画祭の名誉賞は声優・女優の田中真弓さんに贈られました。田中さんは映画やアニメの吹き替えを通じ、約半世紀、子どもたちに迫力あるお芝居と夢のある物語を届けてくださっています。当映画祭にも 2007年に出演していただきました。受賞に際し田中さんは「声優という仕事を通して、未来を担う子供たちに、勇気とか友情とか仲間とか、そういうものを感じていただけることの一端を担えたとしたら、本当に幸せなことだと思います。」とコメントしました。
<囲み取材>
Q.田中さんは 40年以上にわたり、子ども達に迫力のあるお芝居、夢のある物語を届け、栄誉賞を受賞されました。感想を教えてください。
田中さん:子どもたちに友情や仲間、人生における大切なものを伝えるアニメーション映画に携わってきました。その一端を担えたとしたら、とても嬉しいと思います。ありがとうございました。
Q.田中さんの栄誉賞について感想を教えてください。
中山さん:
キネコ国際映画祭を主催する我々としては、鑑のような方で、映画に命を吹き込んでくれるお仕事だと思います。映画作品には色々な役割がある中、田中さんの声は、力強く、我々の心に響く声だと思います。
Q.実際に田中さんが出演されている作品など今まで観てきたと思います、どんな印象ですか?
島崎さん:
先程、生アフレコをさせていただいて、とっても難しくて緊張しました。
声のお仕事にも興味を持っていたのですが、今日、実際に経験してみて、田中さんのようにはできないと尊敬しました。
Q:キネコ国際映画祭をどんな映画祭にしていきたい、もしくは今後どのような映画祭になってほしいか想いを聞かせてください。
井ノ原さん:
僕がこの映画祭を知った時、もう少し(規模感が)キュッとしていたような気がするんです。それが今、どんどん街の人たちと溶け込みはじめているなと思います。より地域密着型の国際映画祭になっていると思います。
Q.横山さんは今回、チーフプログラミングディレクターとして、沢山の映画を観てきたと思うのですが、改めて「映画の素晴らしさ」について教えてください。
横山さん:
映画の素晴らしさというのは、感動するだけではなく、一つ一つの作品に考えさせられたりすることだと思います。日本では少ないですが、海外ではハッピーエンドでは終わらない映画、観ている人がどう感じるかを投げかけられる作品が多くありました。子ども向けの作品でもこんなに考えさせられるのかとびっくりしました。映画には、いろんな感情をくれたり、いろんな世界に連れて行ってくれたり、人生を教えてくれる作品も多くあります。ぜひ映画祭をきっかけに一つでも多くの作品に触れてもらいたいと感じています。
Q. 島崎さんは、緊張した面持ちでライブシネマに参加されましたがいかがでしたか?
島崎さん:
楽しむより緊張が多かったです(笑)
横山さん:
実は生吹き替えは練習する時間があまりなく、僕らもドキドキしながら行なっています。ドキドキも含めて、そのライブ感を楽しんでもらうのは醍醐味かもしれないですね。
Q.今年で 31 回目を迎える中、二子玉川一体で楽しめる映画祭を子どもたちにどのように楽しんでほしいですか。
中山さん:
僕が 13 年前に参加させていただいたときは、まだ場所も固定されてなく、色々なところで点々としながら続けてきました。この映画祭は、映画の素晴らしさを子どもたちに伝えたいというところから始まり、どんどん大きくなってきました。今、この二子玉川を拠点として、地元の方たち、多くの方たちに知っていただき、愛されはじめています。まだ知らない方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、是非とも一度足を運んでいただきたいと思います。
<イベントの様子>
<イベント概要>
■正 式 名 称 「第 31 回 キネコ国際映画祭」オープニングセレモニー
■日 時 2024 年 10 月 31 日(木)16:00~17:55
■会 場 二子玉川ライズスタジオ&ホール(住所:東京都世田谷区玉川 1-14-1)
【参考:キネコ国際映画祭 開催期間中の多様な取り組み】
・ガレリアでパラアート「クロスチーム」と参加型コラボレーション企画決定
・大きな音が苦手な方が映画鑑賞できるよう、イヤーマフ貸出サービスを提供
・牛乳・紙パックを持って映画祭に行こう!リサイクル紙のトイレットペーパーと交換
・映画館に足を運べない子どもたちにも映画を、今年もホスピタルプロジェクトを実施
▼資料データは以下となります。
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【参考~「第 31 回 キネコ国際映画祭」について~】
■「PLAY&PRAY FOR PEACE~せかいからあらそいがなくなりますように~」
31 回目のテーマは「PLAY&PRAY FOR PEACE~せかいからあらそいがなくなりますように~」。
キネコ国際映画祭アートディレクター・森本千絵さんと、マスコットキャラクター「キネコ」の生みの親・絵本作家の立本倫子さんに、このテーマに合わせてメインビジュアルを作成いただきました。
■楽しくワクワクする映画から社会問題に気づく映画まで子どもから大人まで学べる映画体験を提供
キネコ国際映画祭では、楽しくワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない色々な感情を体験できる映画をセレクトします。子どもだけではなく大人も学びがある、そんな映画体験をご提供します。
・コンペティション上映
今回のコンペティション上映では、全世界 23 カ国から 60 作品をご用意。0 歳から 12 歳を対象とした幅広いテーマ作品が揃いました。また“多感な時期にさまざまな価値観に触れ、これからの人生のヒントを見つける”をコンセプトに、ティーンズに向けたプログラムも、幅広く子どもたちに楽しめる作品をご用意しています。
本映画祭では、海外の映画を上映する際、スクリーン横で声優たちが生吹き替えを行う“ライブ・シネマ”プログラムを一部作品で実施。字幕が読めない子どもたちも安心して映画が楽しめる人気企画です。
今年度は、過去最多の日本映画に加え、例年以上にアジア作品も数多く上映。新設のドキュメンタリー部門では、大人と子どもが一緒に楽しめる教育的な作品も充実しています。
チケット販売:10 月 24 日(木)からキネコ国際映画祭ホームページにて WEB 販売中
一般 1,200 円/子ども 700 円
・ウクライナ在住の映画監督・キラ・メルニチュックさん(17 才)来日
ウクライナから映画監督のキラ・メルニチュックさんが、戦争開始直後から撮影された『失われたもの』とともに来日します。
■街中で“親子で一緒に学べる”をテーマとしたイベントやワークショップを開催
“親子で一緒に学べる”をテーマに、芸術の第一線で活躍する講師陣によるワークショップや、親子で楽しめる体験イベントが期間中に展開されます。チェコセンター東京、チェコ政府観光局とのコラボレーションにより「チェコフェスティバル」も開催します。子どもから大人まで楽しめる国際文化交流の場も、キネコ国際映画祭はご用意します。
■映画館に足を運べない子どもたちにも映画を
映画館に行くことが難しい入院中の子ども達にも、オンライン上で映画鑑賞できる試み「ホスピタルプロジェクト」を実施。キネコ国際映画祭は、さまざまな環境の子どもたちへの映画の体験機会提供も目指しています。
場所:国立成育医療研究センター
期間:10 月 31 日(木)~11 月 5 日(火)オンライン配信
11 月 8 日(金)~11 月 30 日(土)アーカイブ配信
■キネコ国際映画祭について
毎年開催される日本最大規模の子ども国際映画祭。世界の三大映画祭の一つに数えられるベルリン国際映画祭(ドイツ)の児童映画部門「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」の協力を得て、1992 年に創設。
ティーンズ審査員を含む約 20 人の「キネコ審査員」によって、海外作品部門の最優秀作品賞(グランプリ)が選定されるのが特徴です。一方日本作品部門において、世界の子ども映画祭のディレクターや専門家の国際特別審査員がグランプリを決定します。期間中、楽しくてワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない多様な感情を体験する映画も上映することで、子どもだけなく大人にも、社会問題の気づきなど学びがある映画体験を提供しています。
また、各所で映画を楽しむたくさんのコンテンツを実施。本格的なホールから野外上映、街中のカフェや公園など、街のあちこちで、多くの企業や地域団体のみなさまと、親子で一緒に学べる多様なイベントやワークショップを開催しています。
*スケジュール内容については、変更になることもございますので、ご了承ください。
詳細については https://kineko.jp/を御確認ください。
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