Authense Consulting 株式会社(本社:東京都、代表取締役:元榮 太一郎)は、企業法務のDX化に関する最新動向を探るべく、企業の法務担当者485名を対象に「リーガルテックツールの利用実態調査」を実施しました。
■調査背景
近年、電子契約サービスやAIを活用した契約書作成・レビューのソリューションなど、企業の法務部門を中心に「契約業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)」が進んでいます。本調査では、契約書レビューおよび管理ツールの導入状況を調査。導入している企業と導入していない企業それぞれに、どのような導入理由や導入障壁、運用上の課題があるのかアンケート調査を実施し、導入後の満足度やリプレイス動向などについて調べました。
■調査概要
調査機関:自社調査
調査方法:BUSINESS LAWYERSの会員を対象にウェブアンケートを実施
調査対象:企業の法務担当者485名
調査期間:2024年11月29日~12月13日
■結果サマリ
■約半数が契約書作成・レビューツールを導入、管理ツールも4割が導入済みと回答
485名の法務担当者を対象に実施したアンケートの結果、契約書作成・レビューツールは50.5%の企業で導入されている一方、契約書管理ツールは38.6%の企業で採用されていることが分かりました。契約書作成・レビューツールはAIが活用されていることが多く、法務の現場でAIの活用が浸透している状況が明らかになりました。
リーガルテックツールの導入状況
■ツールに対して約7割が「満足」と高評価
契約書作成・レビューツールを導入している企業の法務担当者の73.1%が「非常に満足」または「やや満足」と回答。一方で契約書管理ツールを導入している企業の法務担当者の65.3%の「非常に満足」または「やや満足」と答えています。
導入しているツールの満足度
■「使われない」「期待ほど効果がない」が不満のトップ
不満点については、契約書作成・レビューツールでは「導入したのに使われない」が20.0%で最多、「想定していた効果が出ない」が14.7%、「コスパが見合わない」が9.8%と続きました。契約書管理ツールでは「導入したのに使われない」が10.7%、「機能の不足・使い勝手」が10.2%、「想定していた効果が出ない」が10.1%という結果となりました。
導入しているツールの不満な点
■2割超がツールの「乗り換え」を検討
契約書作成・レビューツールに不満を抱える企業のうち22.5%が「利用を終了し、別のサービスを導入する」と回答しました。一方、契約書管理ツールでは同様の回答が9.6%にとどまり、契約書作成・レビューツールの方がリプレイスを検討する割合が高いことが分かりました。
導入しているツールのリプレイス検討状況
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◆Authense Consulting 株式会社について
URL:https://www.authense-consulting.co.jp/
本社所在地:〒107-6222 東京都港区赤坂9丁目7-1 ミッドタウン・タワー22階
設立: 2021年10月4日
代表者: 代表取締役 元榮太一郎
事業内容:法務部業務効率化コンサルティング事業、法務部業務アウトソーシング事業