食肉卸業直営の飲食店として2002年7月にオープンした西麻布の豚料理店「とんとことん」が9月13日、野菜とサムギョプサルの店「ベジとん」（港区西麻布1、TEL 03-5414-2911）としてリニューアルオープンした。運営は外食店舗運営受託や製造アウトソーシングのサービスを展開するアイライン（栃木県宇都宮市）。

　店舗面積は約62坪、席数は、4席のボックス7卓と、8席の個室２部屋、いす・テーブル席合わせて約70席。木目調で統一された店内にはカウンターを中心にボックスの席を設け、カウンターには毎朝届く新鮮な野菜が並ぶ。奥には掘りごたつの席を設けた。

　メーンメニューは、珍しい日本や韓国の野菜約20種類の野菜が食べ放題の「サムギョプサルセット」（1,980円）。肉は群馬県の畜産農家4軒から仕入れる上州とことん豚をはじめ、豚バラ、豚モモ、豚モモみそ漬け、トリ塩、トリタレの5種類を用意し、ソースはオリジナルで6種類を用意する。　野菜は、契約農家から厳選した40種類の野菜を提供、コースは他2種類（～3,480円）用意する。

　そのほか、アラカルトで野菜を主とした創作コリアン30品以上を用意。トマトとモッツアレラチーズとアボガドをコチュジャンソースで和えた「コリアンカプレーゼ」（480円）や、揚げたトッポギとチーズの「トッポギと季節野菜のチーズフォンデュ」一人前（800円）のほか、「長芋と温玉のポッサムキムチ」（480円）、「韓流ポークカナッペ」（600円）などを提供。一品料理、揚げ物、鍋もの麺類などもそろえる。

　ドリンクは、ビール（600円～）、サワー各種グラス（500円）ほか、生マッコリ2種と、ナシや黒豆、ミカンなど10種のマッコリ（グラス500円、ボトル1,600円）、ワイン各種グラス（グラス550円、ボトル2,600円）など。?客単価は、ランチ1,000円、ディナー4,000円を見込む。

　同社外食事業部部長の熊野浩志さんは「六本木、麻布エリアの飲食産業が以前に比べて全体的に落ち目だが何とか活気を呼び起こしたい。六本木・西麻布から離れてしまった客を呼び戻すため、20代後半から～40代の女性、肉食女子をターゲットに、ヘルシーな野菜メニューとボリュームのある肉で勝負した」と話す。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時30分～23時30分（土曜・日曜・祝日は17時～23時）。