スキャンのみで店のポイントを手軽にためられる無料アプリ「Tamecco(タメコ)」サービスが9月1日、六本木・麻布十番エリアを中心に始動した。運営はタメコ(港区東麻布3)。
日本全国の加盟店のポイントまたはスタンプカードを携帯電話にためることができる同サービス。ジョナ・オー社長が1998年に来日した際に世話になったという「近所の商店街の人々の役に立ちたい」と開発した。
同サービスを使うことで財布がスリムになるほか、携帯電話という手軽なツールを使うことで地場の店でも高付加価値サービスを安く簡単に提供できるのが特徴。かつての同僚・山下徳正さんに起業を持ち掛け、シティグループ証券在籍時に得た各国のIT市場の知識と経験を生かし、同サービスを形にした。さらにシリコンバレーのベンチャーでの開発経験もあるクレア・リーさんによるテクノロジーが加わり、同サービスの基幹が完成したという。
今年7月より港区内で地域密着営業を開始。麻布十番・六本木エリアを中心とした約130店以上の加盟店を獲得した。「ロッテリア」「ウェンディーズ」のような大手チェーン店をはじめ、「Nobu cafe」「甚六」のような国際的なブランド力を持つ店でも導入を始めた。
現在までのアプリダウンロード総数は1万5000を超え、営業地域も港区近辺から拡大する予定。9月より加盟店舗総数を倍に増やし、全国展開に向け本格的なサービスを始めた。