4月19日からオールナイトで開催される「六本木アートナイト2014」のテーマが1月10日、「動け、カラダ!」に決まった。主催は東京都、アーツカウンシル東京・東京文化発信プロジェクト室など。
今回で5回目を迎える同イベントは4月19日の18時17分(日没)から20日の5時3分(日の出)までをコアタイムとし、両日行われる。昨年は過去最高となる延べ83万人(全プログラムの延べ鑑賞者数)が来場、美術館やギャラリーだけでなく、路上や講演で行われるパフォーマンスを見る人で街は夜通しにぎわった。
前回からアーティスティック・ディレクターに就任したアーティストの日比野克彦さんは「アートの持つ身体性」に注目、今年のテーマを「動け、カラダ!」に決定した。これは「アートを創造するためには人間のさまざまな感覚器官や部位を関わらせる必要がある」ことや、同イベントでは「集まった人々が夜を徹して移動し、交流したり、しゃべったり、議論したりすること」を反映させたものだ。
併せて開催されるプログラムの一部も発表され、アーティストの西尾美也さんが古着を使った巨大なパックワーク作品を制作する「カラダひとつプロジェクト」、振付師・ダンサーの伊藤キムさんが総合監修する参加型のパフォーマンス「六本木パレード」(いずれも仮称)などの開催が決まった。西尾さんのプロジェクトでは事前に古着を広く一般から募集し、ワークショップなども行う予定。
開催時間は4月19日10時~20日18時。入場無料(一部プログラムと美術館企画展は有料)。