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「六本木アートナイト」明日開催、一夜限りのアートの祭典

日比野克彦さん、南條史生さんらとダンスチームのメンバー

日比野克彦さん、南條史生さんらとダンスチームのメンバー

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)などで4月19日にオールナイトで行われる「六本木アートナイト2014」の開催が迫る同17日、六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)でメーンオブジェの公開と記者発表会が開かれた。

風にはためくメーンオブジェ「人間の家『スカート』」

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 メーンオブジェはアーティストの西尾美也さんが六本木エリアに設置した古着ポストなどから集めた古着で作った巨大オブジェ「人間の家『スカート』」。約20メートルの長さの古着のパッチワークを、アリーナを取り囲むように屋根から10枚つるしスカートに見立てた。西尾さんは同じく古着を利用した2作品、「ボタン/雨」(国立新美術館)と「花柄/花」(東京ミッドタウン)も展示する。

 記者発表会で、アーティスティック・ディレクターの日比野克彦さんは「今年のテーマは『動け、カラダ!』なので、美術といえども身体的であったり、運動をアートと捉えられたりするようなプログラムを展開する」と話した。実行委員長で森美術館館長の南條史生さんは「東京の中でも最も目立つイベントに育てていきたいという思いから、今年は海外でのプロモーションも行った。観光資源としての文化支援を外国にも見える形にしていきたい」。

 六本木パレード「ふわりたい、ながれたい、つなぎたい」を監修した伊藤キムさんは、「体は誰でも持っている道具、体があればできることをと思って歌を作ってもらい振り付けを考えた。通りすがりの人も一緒に体を動かしてしまうようなことができれば」とコメント。プロのダンサー、大学生、中高生、一般参加者からなるダンスチームがパフォーマンスを披露した。当日は約120人のダンスチームがダンスをしながら六本木の街を練り歩く予定。

 他に、「まちシャッフル」を開催するユニットThe FutureとTHE TRADE CITY研究会、「フィード・ラブ」を開催するマライエ・フォーゲルサンクさんらがプログラムを説明。フォーゲルサンクさんは口だけが出たテーブルクロスと一体になった衣装を着たモデルを使って、「食べさせられることで幼少期の呼び起こす」というプログラムの内容を紹介した。

 開催時間は19日10時~20日18時(コアタイム=23日18時17分の日没~24日5時3分の日の出)。入場無料(一部プログラムと美術館企画展は有料)。

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