六本木BULLET'S（港区西麻布1、TEL 03-3401-4844）で7月3日～5日の3日間、表現者JINMOさんの「OptiSoniX JINMOの音楽と絵画展」が開催される。主催は、Avante-attaqueとoffice moi。

　2014年5月までにソロ・アルバムだけでも170作品をリリースしているJINMOさん。近年の代表作「Ascension Spectacle」は、文化庁文部科学省により第63回（平成20年度）芸術祭参加作品に選定。ギター奏者としては、特殊奏法や尖端機器を多用した無伴奏ギター独奏のスタイルで、国内はもとよりアメリカ、イギリス、ロシア、ドイツなどの海外で数百回に及ぶ公演を実施。第30回フィナール国際美術展でのキャロリーヌ・リー賞受賞など、多岐にわたって活躍する。

　同企画は、「視覚芸術と聴覚芸術は本来未分化の領域のものであり、芸術が産業化した経緯の中で、文化的に分化されたものにすぎない」というJINMOさんの理念の元、視覚芸術・聴覚芸術に分化されることなく、相互に浸透し合いながら作品の鑑賞と体験ができる。

　「Sonic ART」としては、JINMOさんによる経頭骸直流刺激（tDCS）を用いながらの無伴奏ギター独奏。「Optic ART」としては、極微細書画nanoZen（1単位30ミクロン＝人間の白血球とほぼ同じ大きさで描かれた独自の表現による書画）未発表新作3点と、記念碑的大作「知覚の扉」を含む多数のnanoZen作品を展示。スカラの協力により、最先端技術を用いたデジタル顕微鏡での鑑賞ができる。

　期間中、写真家であり美術評論家の能勢伊勢雄さん（7月3日）、美術評論家の小倉正史さん（7月4日）、靖山画廊代表でありアートジャパン社長・ギャラリストの山田聖子さん（7月5日）とのトークイベントも予定する。タイムスケジュールなどは公式ホームページで確認できる。

　開催時間は、3日・4日＝開場19時、開演19時30分～23時、5日＝開場18時30分、開演19時～23時。料金は、1日券＝3,800円、2日券＝7,000円、3日券＝1万円（ドリンク代別）。