
第51回企画展「駄菓子屋さんに行ってみよう!」が現在、東京ミッドタウン(港区赤坂9)の「とらや 東京ミッドタウン店」(TEL 03-5413-3541)ギャラリーで開催されている。
年間を通してさまざまな展示・イベントを行う同ギャラリー。同展では、懐かしい菓子や玩具、駄菓子屋の魅力について紹介する。
とらや広報担当の龍旭佳さんは「大人でも子どもでも、駄菓子屋さんと聞くと不思議とわくわくし心が躍る秘密を探りたいと思い企画した」と話す。
中央には、駄菓子を並べる展示台を設置。駄菓子はジャンルごとに分けてイラストで紹介するほか、駄菓子のイラストカードを手に取って値段と組み合わせながら買い物体験もできる。「荒井製麩(ふ)店」「鍵屋製菓」協力の下で制作した「ふがし」製造風景の動画も公開する。
壁面展示では、駄菓子の歴史や駄菓子ブーム、知っているようで知らない駄菓子の歴史やこれまでの流行について触れるほか、駄菓子屋で売っている玩具については、なぞなぞ形式で紹介する。
「地域の駄菓子」を紹介する展示コーナーでは、スナック菓子やチョコレート、ガムだけでなく、地域の食材を生かした伝統的なものがあることを紹介。現在もそれらを作り続けている、山形県の「宇佐美煎餅店」、岐阜県の「音羽屋」、宮城県の「熊谷屋」、福島県の「長門屋」に聞いた駄菓子作りへの思いも紹介する。
龍さんは「買い物体験で好きな駄菓子を選び、組み合わせを楽しんでいただくのがお勧め。駄菓子屋さんをイメージした会場の中で、レトロな雰囲気に浸ることができるだけでなく、知っているようで知らない駄菓子の知識についても得ることができるので、楽しく学んでいただけたら」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~21時。観覧無料。6月25日まで。