
「いきものがかり」の水野良樹さんが主宰するプロジェクト「HIROBA」とのコラボ企画展「HIROBA×文喫」が現在、六本木の書店「文喫(ぶんきつ)」(港区六本木6、TEL 03-6438-9120)で開催されている。
「文化を喫する、入場料のある本屋」をコンセプトに掲げ、2018(平成30)年にオープンした同店。新刊や話題書のほか、絵本、児童書、専門書など、ブックディレクターによる選書ラインアップを展開・販売する。
HIROBAは、水野さんが2019年4月にスタートした、創作と対話と思索の実験的プロジェクト。さまざまなアーティストやクリエーターとの交流を通じて、テキストコンテンツや音楽作品を発表してきた。
今回のコラボでは、店内に読書に没頭できる「書斎」のようなスペース、友人や家族などとゆったり過ごせる喫茶スペース、クリエーティブに特化したワークスペース、企画展やポップアップを楽しめるイベントスペースなどを設ける。
期間中、水野さんによるトークイベントも開催。8月10日には、写真家の濱田英明さんを迎え、トークイベント「ふたりだけの読書感想会」を開き、オンラインを合わせて約60人が参加した。9月15日には、音楽プロデューサーの木崎賢治さんを招き、トークイベントを開く。
同店副店長の濱中諒太郎さんは「水野さん自身で選んだ本、手描きで作った作品なども並べている。水野さんの生の声を筆跡とともに紹介し、こんな角度で水野さんは本を見ている、ということが分かる企画展。水野さん、いきものがかり、HIROBAファンの人は、ぜひ訪れてほしい。当店をよく利用している人に、HIROBAをこの機会に知ってほしい思いもある。まずは気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。
入場無料。9月29日まで。