広尾「カフェ・デ・プレ」が復活-「ポール・ボキューズ」新業態を併設

写真=「カフェ・デ・プレ」外観

写真=「カフェ・デ・プレ」外観

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 2006年末に閉店した港区・広尾の人気カフェ「カフェ・デ・プレ」(南麻布5、TEL 03-3448-0039)が5月24日、営業を再開した。

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 ひらまつ(渋谷区)が1993年にオープンした同店は、外苑西通り沿いで「広尾ガーデンヒルズ」方面への坂の手前に位置し、近隣住民を中心に人気を集めていた。昨年4月に「カフェ&ビストロ・デ・フレール・プルセル」業態に転換して営業を行っていたが、再開を希望する声もあり、「カフェ・デ・プレ」業態での営業を再開した。

 店舗は地上1階部分を「カフェ・デ・プレ」業態として営業。地下1階には同社が展開する「ポール・ボキューズ」ブランドの新業態「キャーブ・ド・ポール・ボキューズ」を併設する。カフェ・デ・プレの復活について同社の田村敏郎執行役員は「この場所が『カフェ・デ・プレ』としての印象が強かったのではないか。(住民としては)自分たちのシンボルが変わったことに違和感があったのかもしれない」と話しており、人気の高さを伺わせる。

 ポール・ボキューズブランドでは、国立新美術館内(六本木7)、銀座マロニエゲート内(中央区)、グラントウキョウノースタワー内(千代田区)の「ブラッスリー ポール・ボキューズ 」3店を筆頭に、代官山に「メゾン ポール・ボキューズ」(渋谷区)の業態を展開している。新業態「キャーブ・ド・ポール・ボキューズ」ではワインに重点を置き、約200種類のワインを手頃な価格で提供することが特徴となる。

 同社では、同店をはじめ「ブラッスリー ポール・ボキューズ」各店で提供するワインを「有名ワインショップと同等の価格」(同社)に大幅に下げて提供する施策を実施しており、ボトルで3,000円~6,000円の価格帯からワインを充実させている。提供する料理との価格バランスを考慮した結果で、気軽にワインを楽しむことでフランス料理をより楽しめる環境を提供する試み。価格の劇的な変化には、従来の顧客から驚きの声もあるという。

 同店の料理は「ブラッスリー ポール・ボキューズ」と同様のものを提供し、前菜、主菜、デザートで構成するプリフィクススタイルのランチコース(2,680円)をはじめ、アラカルトメニューも揃える。アラカルトメニューは、1階のカフェ・デ・プレでも提供する。

 営業時間はカフェ・デ・プレ=11時~23時、キャーブ・ド・ポール・ボキューズ=ランチ11時30分~14時30分、ディナー17時30分~22時。火曜定休(祝日の場合は翌日に振り替え)。席数はカフェ・デ・プレ=120席、キャーブ・ド・ポール・ボキューズ=38席。売上目標は2フロア合わせて年間2億円。

 同社が広域六本木圏内で展開する店舗は、「レストランひらまつ」(南麻布5)、「オーヴェルジュ・ド・リル トーキョー」(西麻布1)、国立新美術館内の「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」(六本木7)、「サロン・ド・テロンド」(六本木7)、「カフェ コキーユ」(六本木7)、「カフェテリア カレ」(六本木7)、東京ミッドタウン内の「ボタニカ」(赤坂9)、「ヌードルワークショップ」(赤坂9)の8店。今年11月には、名古屋駅構内に「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ ラ・メゾン」を開店する予定で、今後地方都市を含む全国でポール・ボキューズ店舗を増やしていく考え。

「キャーブ・ド・ポール・ボキューズ」店舗内観(画像)4月、広尾「カフェ・デ・プレ」跡にカフェ&ビストロがオープン(六本木経済新聞)国立新美術館に「ポール・ボキューズ」のレストランが開店(六本木経済新聞)名駅「タワーズプラザ」がリニューアル-「ポール・ボキューズ」名古屋初出店も(名駅経済新聞)ひらまつ、西麻布の1つ星レストランを「エーベルラン」ブランドに(六本木経済新聞)

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