東京タワーに岩手県・南部風鈴333個-涼しい夏の音色響かせる

南部風鈴と、霧(ミスト)がスロープの上部噴出しているようす。

南部風鈴と、霧(ミスト)がスロープの上部噴出しているようす。

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 東京タワー(港区芝公園4)の正面玄関のチケット売り場に続くテントの梁(はり)やスロープの上部などに333個の南部風鈴が飾られ、「音の彩り」を添えている。

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 南部風鈴は約900年の歴史をもつ鋳物製の風鈴で、透き通るような音色が特徴。「333個の南部風鈴」は、「333メートルの自立鉄塔」である東京タワーと、岩手県奥州市を生産地とする「南部鉄器」である南部風鈴はとの「鉄」つながりから実現した。今年で2回目。

 富山県から訪れた60代の夫婦は「風鈴の音色を聞くと夏が来たんだなあと思う。よく川で魚を手でつかんで友人たちと遊んでいたころを思い出す」と懐かしい思い出を語る。 同施設をスペインから観光で訪れていたガルシアさん(53)は「日本の雑誌で見たことがあったが、初めて見て感動している。とてもいい音色。リラックスできる」と話す。

 同施設企画部の佐々木まゆみさんは「風鈴の音色が暑さを和らげてくれると好評をいただいている。333メートルの自立鉄塔東京タワーの下で、333個の風鈴が奏でる涼しげで優しい音色をぜひ体感していただければ」と話す。

 9月中旬までを予定。今月17日からは、スロープ上部から霧(ミスト)を噴出し、細やかな霧で涼しさを演出する。

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