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麻布十番のイタリアン「ベルニーニ」が移転-15年の歴史に一区切り

新しく設置したピザ窯の前でオーナーシェフの松本賢悟さん

新しく設置したピザ窯の前でオーナーシェフの松本賢悟さん

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 麻布十番1丁目から鳥居坂下に12月1日、イタリアンレストラン「ベルリーニ麻布十番」(港区六本木5、TEL 03-6434-0243)が移転オープンした。経営はベルニーニ(港区)。

地下にはゆったり落ち着く空間が広がっている

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 店舗面積は148坪、席数は1階と2階を合わせ52席。オーナーシェフの松本賢悟さんがイタリア修業中、「日本人が生み出すイタリア料理は世界で通じる」ことを実感し、ハワイ・ホノルル店を含め現在4店舗を展開する同社。15年の歴史を刻んだ麻布十番店は、老朽化と地代の下落に伴い、移転を決意。旧店舗より広く、コストも下がったという。

 コンセプトは「スマートカジュアル」。1階にはピザ窯を設置し、ローマスタイルの薄焼きピザを提供する。料理は以前同様、新鮮な野菜や魚介をふんだんに使い素材感を生かす「日本人らしさを打ち出したイタリアン」だが、1階は特にカジュアル感を大事にし、深夜営業にも対応する。

 「日本人には認識されているが、海外のお客さんに『日本人が作るイタリアン』のクオリティーの高さをアピールしたい。『イタリア人が作るイタリアンこそ本物』という考え方を覆したい」と話す松本さん。移転の候補地はたくさんあったが、「大使館も多く特殊な街である麻布十番は外せなかった」という。

 主なメニューは、客席からも見えるグリラーで焼き上げる「駿河湾産スカンピ(赤座エビ)レモン添え」(1,500円)や「ニュージーランド産骨付き子羊」(2,500円)、「江戸前活アナゴのグリル 濃縮バルサミコ」(1,600円)、前菜の「本日の鮮魚のカルパッチョ ドライトマトとケッパーのソース」(1,700円)、同店の定番だという「生ウニのペペロンチーノ スパゲティ」(2,200円)、新メニューのピザは、「マルゲリータ」(1,400円)、「生ウニのピッツァ」(2,800円)など。

 ドリンクは、ビール(600円~)、カクテル(700円~)、ワイン(グラス=800円、ボトル=3,500円~)など。

 「オープンして3週間、今のところ昔からの顧客が多いが、カジュアルな食事からしっかりしたディナーまで楽しめるので、気軽に立ち寄っていただければ」と松本さん。

 営業時間は、ランチ(土曜・日曜のみ)=12時~15時、ディナー=18時~翌2時(日曜は23時30分まで)。月曜定休。

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