六本木ヒルズ展望台東京シティビュー（港区六本木6）で11月29日から、アートディレクター増田セバスチャンさんがプロデュースしたクリスマスツリーの展示などを行う「天空のクリスマス2013～SKY ILLUMINATION～」が始まった。ツリーそばには都立六本木高校の生徒が企画した「自撮りスポット」も設けられる。

「自撮り」を実演する上野瞳さん

　東京タワーや東京スカイツリーも望める展望フロアで毎年行われている同企画。今年はメーンに「Kawaii」カルチャーの第一人者と言われるアートディレクターの増田セバスチャンさんがプロデュースするクリスマスツリーを展示。「クリスマスツリーをプロデュースしたのは初めて」という増田さんのツリーは、溶けかかった氷をモチーフに白地に水色やピンクのパステルカラーをあしらったもので、半透明のツリーの中にはさまざまなおもちゃやアクセサリーが封じ込められている。15分に1回、音楽とともにメリーゴーラウンド部分が回転する演出も。

　ツリーの横にはツリーと同色の切り株のオブジェと鏡が設置されており、ツリーをバックにスマートフォンなどで自分の写真を撮る「自撮り」ができる。「自撮りスポット」は近隣の都立六本木高校の生徒4人が中心となって企画したもので、増田さんとも話し合いを重ねて実現した。同企画は、森ビル（六本木6）が同校の授業科目「地域研究」に協力する中から生まれたもので、六本木ヒルズを題材に学生がイベント企画を立案、その中から優秀なものを企画として採用した。

　28日に行われた点灯式には、増田さん、企画した同校の生徒、モデルの上野瞳さんが登場、上野さんが「自撮り」を実演してみせるなどした。増田さんは「切り株に座るという発想は自分にはなかったのでアイデアに驚かされた」と発言。生徒の一人は「自分たちの考えたアイデアがこんなふうに実現してうれしい」と緊張気味に話した。

　12月3日・10日・17日・21日・22日・25日にはJ-WAVE主催の無料ライブを開催。BENIさん（3日）、JUJUさん（17日）、PUSHIMさん（22日）らが出演する。20時～。

　開催時間は10時～23時。入場料は一般＝1,500円（森美術館入館料含む）など。12月25日まで。