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六本木ヒルズで宅配ロボット実験中 街を舞台にした実験も視野に

最大で100キロの荷物を自動で運ぶ「CarriRo Delivery」

最大で100キロの荷物を自動で運ぶ「CarriRo Delivery」

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)で現在、宅配ロボットを使った実証実験が行われている。

六本木ヒルズで実証実験中の宅配ロボット「CarriRo Delivery」

 同実験は、森ビル(同区)と自動運転技術の開発などを手掛けているZMP(文京区)が共同で行っている。六本木ヒルズ共同物流センターや店舗などから、同施設森タワー内のオフィスなどへ、エレベーターを使って書類や商品などの荷物を配達する。

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 今回の実験で使われているのは、奥行き約1.3メートル、幅約0.8メートル、高さ約1.1メートルの宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」。重量は約90キロ。荷台部に宅配ボックスが取り付けられており、最大で100キロの荷物を載せられる。ロボットの内部には人工知能(AI)が組み込まれており、指定された場所まで自動で荷物を運ぶ。走行時速は平均約6キロ。先端部分に取り付けられたカメラが障害物を認識すると、動作がストップするなどして最適な行動を取ろうと人工知能が判断する。

 宅配ロボットを使った実験を通じて、将来的には物流が抱える人材不足などの問題の解消を目指す。特に、最後の工程である集配施設から届け先までの「ラストワンマイル」における業務の効率化を図っていくという。今後は物流センターからテレビ朝日の社屋など六本木ヒルズ内各施設に荷物を運搬する実験も行っていくという。

 森ビルタウンマネジメント事業部の藤原純さんは「AI自動走行宅配ロボットの実証実験は日本でおそらく初めて。六本木ヒルズで実証実験を行うことで、垂直移動から平面移動までさまざまな物流形態を想定することができ、オフィスワーカーへのコーヒーデリバリーや、居住者への荷物の配達なども行っていきたい。スマートフォンと連動したサービスも考案中」と話す。

 「今や六本木の街はテクノロジーにおいても発展が目覚ましい街にもなった。実験中の宅配ロボットは子どもたちから人気。六本木ヒルズを訪れて実験の様子を見ていただき、ご意見などをお寄せいただければ」とも。

 実験は来年3月31日まで。