企画展「HAV<ハウ> by Royal Copenhagen 海と塩のインスタレーション」が7月6日・7日、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT(港区赤坂9)のギャラリー3で開催される。
デンマークのテーブルウエア「ロイヤルコペンハーゲン」の新シリーズ「HAV<ハウ>」の発売を記念し開かれる。デンマーク語で「海」を意味する「ハウ」。海の自然に触れ、ありのままの自分に帰る喜び、人と人との言葉のいらない温かい関係を願う心の形を表現する「HAV<ハウ>」のイメージを、美術家の山本基さんがインスタレーションで展開。塩で作られた白い空間が登場する。
山本さんは1966(平成41)年広島県尾道市に生まれ、現在は石川県金沢市を拠点に活動。浄化や清めを喚起させる塩を用いてインスタレーション作品を制作。床に巨大な模様を描く作品は、数日から数週間をかけて一人で描き上げる。展覧会最終日には作品を鑑賞者と共に壊し、その塩を海に返すプロジェクトを行っている。今回は7日17時から。
広報担当者は「大切な人を忘れないための山本さんの作品は、世界中をつなぎ、全ての存在の源である海から生まれる、けがれのない塩を使った空間となる。それは『HAV<ハウ>』の世界観を表現すると同時に、この忘れ難い空間を鑑賞者が共に体感することで、海と共に生きること、そして海と私たちの将来を考えるきっかけとなれば」と話す。
開催時間は6日=10時~19時、7日=10時~16時30分。入場無料。