「六本木ヒルズ けやき坂コンプレックス」屋上庭園(港区六本木6)で5月22日、毎年恒例の田植えが行われた。
秋の収穫時に星型に見えるように田植えを行った六本木ヒルズ関係者
「都心の真ん中で、日本の農の風景を再現しよう」をテーマに、2003(平成15)年の開業以来毎年行われている同企画(昨年は中止)。田んぼを2面設けているが、普段は非公開としている。2006(平成18)年からは、福井県や三重県、宮城県など各自治体とコラボレーションし、現地で誕生またはゆかりのある米を育てている。
今年は鳥取県産のオリジナル米「星空舞」を採用した。同企画には例年、六本木ヒルズ在住または同オフィス勤務者とその家族らが参加していたが、今回は新型コロナウイルス拡散防止のため関係者のみで実施。上から見れば星型になるように配置を意識して稲を植えた。
森ビルタウンマネジメント事業部の井上瑞希さんは、「新型コロナウイルスの影響から昨年は田植えイベントを実施せず、今年は関係者のみで行った。秋以降に、地域の人たちと稲刈りや餅つきを楽しめるように心を込めて田植えを行った」と話す。「秋の収穫時には、育った稲が星型に見える田植えアートにもぜひ注目してほしい」とも。