特別展「夏休み!『ようかんのカガク~小豆・砂糖・寒天~』」が現在、東京ミッドタウンの「とらや 東京ミッドタウン店」ギャラリー(港区赤坂9、TEL 03-5413-3541)で開催されている。
年間を通してさまざまな展示・イベントを行う同ギャラリー。6月30日に始まった同展では、ようかんの主な原材料や食感について科学的な視点から紹介。「ようかんにはどうして小豆を使うの?」といった素朴な疑問について、とらやの研究室のスタッフによる回答をパネルなどで紹介する。
とらや広報担当の龍旭佳さんは「ようかんの魅力は文化的な側面で語ることも多いが、今回は今まであまり取り上げてこなかった科学的な視点から紹介できればと考え企画した」と話す。
会場中央の大きなテーブルには、ようかんの原材料に関するミニクイズや、あん作りに使う小豆、白小豆、手亡(てぼう)、福白金時の4種類の豆を展示。「白小豆のはなし」を動画で見ることができるQRコードも表示する。
このほか、白小豆の成長記録から白あんを使ったようかんになるまでを約5分間にまとめた動画も上映。甘さの感じ方に関する実験結果や、ようかんを固める原材料の紹介コーナーも設ける。
同展では、一般的にはあまり知られていない「とらやの研究室」についても紹介。静岡県の御殿場工場の敷地内にある同研究室の研究内容をパネルで展示する。
龍さんは「ようかんになる前の素材について普段あまり触れることがない方も多いと思うので、今回の展示をきっかけに興味を持ってほしい。夏休みの自由研究のアイデアにもなる、楽しい内容となっているので来場いただければ」と話す。
営業時間は11時~21時。入場無料。9月6日まで。