森美術館で「六本木クロッシング」開催へ、気鋭アーティスト36組

写真=内覧会の様子

写真=内覧会の様子

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 森美術館(港区六本木6)で10月12日、企画展「六本木クロッシング2007:未来への脈動」のプレス向け内覧会が行われた。

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 同展は、国内の若手を含むアーティストが参加し、絵画や彫刻、写真、映像など多岐にわたるジャンルの作品を一堂に展示するもの。できやよい、宇川直宏、伊藤ガビン、四谷シモン、田中偉一郎、佐藤雅彦+桐山孝司(敬称略)など36組が参加する。

 プレス向け説明会には、同館の南條史生館長、同館キュレーターの荒木夏実さん、ゲストキュレーターを務めた京都造形芸術大学教授の天野一夫さん、アートディレクターの佐藤直樹さん、美術評論家の椹木野衣さんが出席。荒木さんは出展作家について「若いアーティストばかりでなく、敢えて60年代、70年代から精力的に活動しているアーティストも選んだ。現在の日本のアートシーンの根底に流れるものを感じてもらえるのでは」と話し、展示について「これまで一緒に並ぶことがなかったものを並べ、(アートの)化学反応を起こそうと、4人のキュレーターでどう並べたらバランスが取れるか、ということを考えた」と話した。

 佐藤さんは「自明の美術界の枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルからアート性を持ったものを集めた。そうしたもの同士を交差させることで、おもしろい融合の仕方ができた」、天野さんは「これとこれを隣に並べるのか、と感じるものもあるかもしれないが、そこに見えない関係がつくられていて、そこにある気分のようなものを見てもらいたい」、椹木さんは「1人の人間(アーティスト)の中の複数の要素が浮かび上がってくる内容になっていると思う」とそれぞれ話した。

 開催期間は10月13日~2007年1月14日。開催時間は10時~22時(火曜は17時まで、12月25日と2008年1月1日は22時まで開館、入館は閉館の30分前まで)。入館料=一般1,500円ほか。同展は2004年に開催された「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」に続き2回目。

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