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スイス・UBSのアートコレクション展開催へ−森美術館
スイスを拠点とする金融機関UBSが所蔵する約1,000点を超える現代アートコレクションからえりすぐりの約140点を集めた美術展「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」が2月2日より、森美術館(港区六本木6)で開幕する。
コレクションは、20世紀後半のヨーロッパやアメリカの世界的に有名なアーティストの作品を所蔵しており、作品のジャンルは絵画、写真、ドローイング、彫刻、ビデオなど多岐にわたる。コレクションはこれまでに、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やイギリスのテート・モダンなどで公開されており、同展はシドニーのニューサウスウエールズ州立美術館などを巡回した展示を拡大・再構成したものとなる。
展覧会名は、出展作家の1人、ジョナサン・ボロフスキーさんの作品「Art Is for the Spirit,No.3094248(アートは心のためにある)」からつけられており、同作品の表現に着想を得て、「1.ポートレイトから身体へ」、「2.造られた世界」、「3.ランドスケープから宇宙へ」の3つのセクションで、徐々にスケールを広げていく会場構成とした。また、展示空間に机や椅子、PCを設置し、オフィス空間に見立てることで、アート作品をより身近に感じられる工夫を施す。
展示室に入ると目に飛び込むのはドイツの作家、トーマス・ルフさんによる「ポートレイト」シリーズで、一般人を撮影したポートレート写真を大きくプリントした作品を展示する。向かいには同じくドイツ出身のシュテファン・バルケンホールさんによる、小さな木彫りの彫刻に彩色が施された「柱像」シリーズを配する。「ポートレイトから身体へ」では、絵画の主要なジャンルである肖像画に焦点をあて、制作年代やテーマが異なる複数の作品をバランスよく配置する。
「造られた世界」は写真作品を中心に構成した。ドイツの写真家ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻の流れを組むトーマス・シュトゥルートさん、アンドレアス・グルスキーさんなど「ベッヒャー派」と呼ばれる作家たちを中心に、都市空間をテーマにした写真作品などを展示する。「ランドスケープから宇宙へ」では、ジョナサン・ボロフスキーさんの作品のほか、イギリス生まれのアーティスト、トニー・クラッグさんによる、月をモチーフに廃棄物で構成した彫刻作品「灰色の月」など、宇宙感を感じさせる作品を展示する。
展覧会ではこのほか、森村泰昌、杉本博司、宮本隆司、畠山直哉などの日本人作家や、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、デミアン・ハースト(敬称略)など、著名アーティストの作品を多数展示。また、同館が所有するアジアの作家を中心としたアートコレクションも展示する。開催時間は10時〜22時(火曜は17時まで、入館は閉館時間の30分前まで)。入館料は一般1,500円ほか。4月6日まで。
同館は今年5月より、UBSグループの協力のもとに、3年間のスケジュールで現代美術講座「MAMアートコース」を開設する。アート、ビジネス、カルチャーをテーマに年間5〜6回の講座を行う予定で、詳細は今後発表していく。
森美術館、スイス・UBSのアートコレクション展−来年2月(六本木経済新聞)森美術館The UBS Art Collection(2008-02-01)
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