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国立新美術館で「ゴッホ展」-代表作の一つ「アルルの寝室」再現も

フィンセント・ファン・ゴッホ「アルルの寝室」(1888年)。ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

フィンセント・ファン・ゴッホ「アルルの寝室」(1888年)。ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

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 国立新美術館(港区六本木7)で10月1日、「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」が始まった。

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 没後120年を記念して開催する同展では、ゴッホが生涯を通じてどのような技法や考え方を持ち、どのような芸術家に影響を受けたかなどを作品とともに紹介する。

 会場では、ゴッホの世界的コレクションを持つオランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館の全面的協力の下、ゴッホの代表作のほか、オランダ時代のゴッホに絵画表現技法の基礎を手ほどきしたハーグ派のモーヴ、パリ時代に出会ったモネ、ロートレック、ゴーギャン、スーラなどの油彩画など、日本初公開作品を含めた約120作品を展示する。

 そのほか、ゴッホ自身が収集した浮世絵や読んでいた本、遠近感を調整するための「遠近法の枠(パースペクティヴ・フレーム)」など、創作に使っていた道具のレプリカなども紹介。

 さらに、TBS美術スタッフがさまざまな資料を基に再現した、ゴッホのアルル時代の寝室も展示。ゴーギャンとの共同生活が始まる直前の1888年10月中旬に制作したとされる作品「アルルの寝室」(1888年)と見比べながら、技法を科学的に分析した成果などを交えてゴッホ芸術を探るという。

 同展広報担当者は「ゴッホがどのような環境にいて、どのような勉強をしていたのかなど、多角的に感じてもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。火曜休館(11月23日は開館、同24日は休館)。入場料は、一般=1,500円、大学生=1,200円、高校生=800円。12月20日まで。会場の音声ガイドのナレーションはTBSアナウンサーの安住紳一郎さんが担当する。

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