六本木ヒルズに新複合ビル「クロスポイント」-66プラザとブリッジで連絡へ

クロスポイントの完成により拡張される六本木ヒルズ

クロスポイントの完成により拡張される六本木ヒルズ

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 森ビルが推進してきた六本木ヒルズ(港区六本木6)の新たな複合型オフィスビル「六本木ヒルズ クロスポイント」の竣工式が4月7日、行われた。着工は2009年9月。

連絡ブリッジ完成予想図

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 同ビルは地上10階建てで、延べ床面積は7,578.57平方メートル。オフィス(3~7階、8、10階の一部)、店舗(1~2階)、住宅(8~10階の一部)、バイク駐輪場(地下1階)で成る複合ビル。六本木通りとテレ朝通りの交差点に位置していることから「クロスポイント」と名付けられた。「六本木ヒルズの青山、西麻布、渋谷方面の新たな玄関口として、人の流れやにぎわいが生まれてくるだろう」と山本和彦副社長。

 六本木ヒルズ「66プラザ」と同ビルは7月末(予定)に連絡ブリッジで結ばれ、日比谷線・六本木駅へスムーズにアクセスできるほか、六本木ヒルズ内のレストランやホテル、映画館、美術館へもダイレクトに移動できるようになる。

 天井高が最大約5メートルあり、天井を仕上げない「スケルトン」での利用も可能な同ビル。内装の自由度が高いため、「オフィスを情報発信地として利用したい企業からいくつか問い合わせが来ている」という。制振装置に「アンボンドブレース」を採用し、建築基準法で定められた耐震設計基準を上回るよう設計。震度7以上の巨大地震でも構造体が破壊・倒壊せず、人命を守る性能を備えている。同ビル8階北側屋上部分には、オフィスワーカーと居住者のためのルーフガーデンを設けた。

 1~2階には飲食店の入居が決まっており、連絡ブリッジが開通する夏にオープンを予定する。

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